経営情報システム 平成20年 第13問 - 情報システムの設計

ピックアップ過去問解説

問題

情報システムの設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア DFDは、データの流れ、その時間的情報を記述する手法であり、要件定義の際に用いられる。

イ ER図は、データベース設計を行う際に利用される記憶領域の配置を検討するために用いられる。

ウ STD(状態遷移図)は、外部設計や内部設計において、画面設計などに用いられる。

エ UMLは、ウォータフォール型システム開発において統一的に利用できるシステム記述言語である。


解答・解説

解答:ウ

経営情報システムから、情報システムの設計に関する出題です。

本問では、各種の設計手法について問われています。設計手法には様々なものがあるため、情報システムの専門家以外の方が全て理解することは大変です。

本問でも、DFD、ER図、STD、UMLといった設計手法が問われています。しかしSTD以外の内容は基本的なものであるため、消去法で正解したい問題です。

では各選択肢の内容を見ていきましょう。

選択肢アは、DFDの記述です。

DFD(Data Flow Diagram:データフローダイアグラム)は、データと処理の流れを表す図表です。

DFDでは、「注文」などのプロセスと、「商品ファイル」などのデータストア、さらに、これらの間のデータの流れであるデータフローを矢印で表すことで、データと処理の流れを表現します。

しかし、DFDでは選択肢の記述にある「時間的情報」は記述されません。 そのため記述は不適切です。

選択肢イは、ER図(ERモデル)の記述です。

ER図は、主にリレーショナルデータベースの設計で用いられる手法です。
ER図では、データ構造を、データの集合であるエンティティと、エンティティ間のつながりであるリレーションで表します。

しかし、ER図には選択肢の記述にある「記憶領域の配置」は含みません。
実際にはER図でデータベースの論理設計を行った後、物理設計の段階で記憶領域の配置を検討します。そのため記述は不適切です。

選択肢ウは、STD(状態遷移図)の記述です。

状態遷移図は、ある物の状態の遷移(移り変わり)を表す図表です。
例えば、ある画面が始めに「状態1」という状態であったとします。
次に、マウスをクリックという「イベント」が発生すると、画面が「状態2」になるとします。これを簡略化した状態遷移図で表すと以下のようになります。

 ┌―――┐         ┌―――┐
 │画面1│  ------> │画面2│
 └―――┘ マウスクリック └―――┘

このように、状態遷移図は、状態がイベントによってどのように変化するかを記述する方法です。設計では画面設計などに用いられます。

よって記述の内容は適切で、これが正解です。

選択肢エは、UMLの記述です。

UMLはオブジェクト指向アプローチで設計する際の、各種の設計図の書き方を標準化したもの(表記法)です。

そのため、選択肢の「ウォータフォール型システム開発において~」という説明は不適切です。

今回は、STD以外の内容は基本的な内容ですので、消去法で正解できた問題でした。


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