経営情報システム 令和元年 第5問 -Webサービスの開発手法

ピックアップ過去問解説

問題

Webサービス開発では、従来のシステム開発とは異なる手法を採用することで、開発の迅速化やコストを低減することができる。
そのような開発手法の1つであるマッシュアップに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 開発対象のシステムを分割し、短期間に計画・分析・プログラミング・テストなどを繰り返して実施する方法である。

イ 既存ソフトウェアの動作を解析することで、プログラムの仕様やソースコードを導き出す方法である。

ウ 公開されている複数のWebサービスを組み合わせることで新しいサービスを提供する方法である。

エ 部品として開発されたプログラムを組み合わせてプログラムを開発する方法である。


解答・解説

解答:ウ

 経営情報システムから、Webサービスの開発手法の 1つであるマッシュアップに関する出題です。マッシュアップについて知らなくても、各選択肢を丁寧に検討していくことにより、消去法で解答を導き出すことができる問題です。

順番に記述を見ていきましょう。

選択肢アですが、これはインクリメンタルモデルと呼ばれる開発モデルの説明です。

インクリメンタルモデルでは、はじめにシステム全体の要件定義を行います。その後、開発対象のシステムをいくつかのサブシステムに分割し、短期間に計画~テストまでを繰り返して実施する手法になります。よって、不適切です。

選択肢イですが、これはリバースエンジニアリングに関する説明です。

リバースエンジニアリングとは、既存のソフトウェアやハードウェア製品の動作や構造などを分析し、プログラムの仕様やソースコード、製造方法や構成部品などの技術情報を導きだす手法のことです。よって不適切です。

選択肢ウですが、これがマッシュアップの説明です。

元々は音楽用語であり、複数の曲から、それぞれトラックの一部を取り出し、それらを重ねて再生して1つの楽曲に仕上げる手法のことです。それが転じて、IT分野においては、Web上に公開されている複数のWebサービスや情報などを組み合わせることで新しいサービスを提供する方法を指すようになりました。よって適切であり、これが正解となります。

残りの選択肢も見ておきましょう。

選択肢エですが、これはSOAに関する説明です。

SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、アプリケーションを部品化して、それらを組み合わせることでシステムを構成するアーキテクチャ(設計思想)や方法のことです。よって不適切です。

以上より、ウが正解となります。


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