中小企業基本法の基本方針 中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成25年 第17問

ピックアップ過去問解説

問題

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

中小企業基本法では、中小企業政策において特に重点的に支援をしていく施策対象及び事業活動の支援を、基本方針として以下のとおり規定している。

  1. 中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに[ A ]を図ること。
  2. 中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
  3. 経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
  4. 中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の[ B ]を図ること。


(設問1)
文中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。

ア 企業間連携の促進
イ 新事業展開の促進
ウ 創造的な事業活動の促進

エ 地域経済への貢献の促進

(設問2)
文中の空欄Bに入る語句として、最も適切なものはどれか。

ア 事業機会の確保
イ 自己資本の充実
ウ 人材確保の支援
エ 投資の円滑化

解答・解説

解答:(設問1)ウ、(設問2)イ


中小企業基本法に関する出題です。

中小企業基本法の基本方針について問われています。第5条に掲げられている4つの基本方針を押さえていれば正解できる問題です。

中小企業基本法は、我が国の中小企業政策の方向性を定めた法律です。よって全ての中小企業政策は、この基本法の基本方針に従って展開されています。

それでは、問題を見ていきましょう。

中小企業基本法 第5条(基本方針)では、基本方針として、以下の4つが定められています。

  1. 中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
  2. 中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
  3. 経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
  4. 中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ること。

設問1は、この第5条第1号について問われています。空欄Aには、「ウ 創造的な事業活動の促進」が入ります。

設問2は、第5条第4号について問われています。空欄Bには、「イ 自己資本の充実」が入ります。

中小企業基本法では、基本理念と基本方針についてしっかりと押さえるようにしましょう。


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