学習時間をたくさん取れない方でも合格できるように徹底的に考え抜いて講座が設計されている。
スタディングの講座内容は、 働きながら司法試験を目指す方に最適!
1.スタディングとの出会い
私は法科大学院を卒業後、司法試験の受験を継続していましたが、なかなか合格できずにいました。
法科大学院の授業は法律学の学術的な水準としてはレベルの高いものであったものの、それゆえに知識を自分で頭の中で咀嚼し、自分のものとしてアウトプット(答案に書く)ということができずにいました。
短答式で不合格になった年もあり、司法試験合格自体を半ば諦めるような心理状態で、一般企業に就職しました。
就職活動を始める頃と時を同じくして、インターネットを通じてスタディングの存在を知りました。
もともと就職した後も受験回数自体は使い切るつもりであり、電車通勤の時間を使っての勉強はスタディングを取らなくても行うつもりでしたが、満員電車の中でもスマートフォンで手軽に勉強できるというコンセプトが非常に魅力的に感じ、受講を決意しました。
2.スタディングをどのように利用したか
通勤が電車で片道1時間程度であったので、その区間を利用して小村講師のインプット講義を視聴しました。
このインプット講義はスライドをふんだんに使用したもので頭に残りやすく、また小村講師の語り口調も平易でわかりやすく説明してくれるため、目からも耳からもインプットができます。
法科大学院時代に勉強した断片的で凝り固まった知識が氷解して有機的に結びついていき、「伸縮自在の、答案できちんと使える知識」に変化していくことが実感できました。
アウトプット講義は、仕事を終えた後や、休みの日に視聴していました。
講義を聴きながら参考答案を写経したり、声に出して読み上げることによって、法的三段論法の流れが身につき、実際の本試験で他の受験生に勝てるとまでは言わずとも、書き負けないくらいのペンの速さが身についたと思います。
3.スタディングが司法試験合格にどのように役立ったか
短答の対策に関していえば、自分がどの問題を間違えたかをきちんと記録に残してくれるので、教材を1周回したあとで、法体系全体の中で自分が法体系のどの部分に弱点を抱えているかが明確になりました。
今度はその弱点を集中的に対策することで、効率的に知識の穴を埋めることができたと思います。
最終合格した年には短答の得点も全体で8割近くまで伸び、スタディングのカリキュラムが短答に強いことが実証できたかと思います。
論文の対策に関していえば、いきなり本試験のような長大な問題文にあたるのではなく、まずは比較的短くて簡単な事例問題を、法的三段論法を用いて丁寧に解いていくというアプローチから始まりました。
簡単な問題から始まることに最初は不安を覚えましたが、結局の所司法試験も、こうした単純な問題に法的三段論法を用いて答えていくことの繰り返し、あるいはその発展型であるので、決して意味のない学習ではなく、むしろかえって合格への近道であるように感じました。
ただ、欲を言えば、実際に答案を書いて添削を受けられるというカリキュラムがあると、もっと良かったかと個人的には思います。
4.終わりに
スタディングの受講を検討される方は、多くが働きながら司法試験合格を目指す方であると思います。
そうした方は、インプット・アウトプットの時間を確保することに不安を抱えていらっしゃることがほとんどです。
スタディングは、そうした方でも十分司法試験に合格できるよう、どこまでの法律知識を教えるのか、そしてそれをどのような形で受験生に理解してもらうのかについて、徹底的に考え抜いて講座設計がされていると思います。
司法試験は「①高度な法律知識を使って②複雑な法律問題を③華麗に解くことで合格できる試験」ではありません。
「①法学部で習うレベルの法律知識を使って、②基本的な法律問題を、③制限時間内に(多少の粗があっても)一定程度のレベルの答えを出すことで合格できる試験」です。
その要求水準に、スタディングの講義は十分に応えてくれると思います。