事例問題の対処法や手厚い答案指導のおかげで司法試験合格できました!
知識のインプットを最小限に絞り込め、多量のアウトプットが可能に。
司法試験の出題範囲は、ほぼ無限とも思えるくらいに広いものであるため、出題可能性のあるあらゆる知識を網羅することは極めて困難です。そのため、知識の習得は必要な一定範囲に留め、事例問題をどう対応すればより高い点が得られるかを学ぶために、私は通勤講座(現・スタディング)を受講しました。
ロースクールへは自転車通学だったため、通学中には通勤講座で勉強することが出来ませんでした。しかし、通常であれば教材や資料を広げられないタイミングでも、通勤講座(現・スタディング)ならスマホで完結した勉強をすることが出来ます。私は、主に入浴中・食事中等に受講し、時間を有効に活用しました。
実際に通勤講座(現・スタディング)を受講してみると、論文対策コースの小倉先生の指導は、私にとって大変有益なものでした。
まず、出題趣旨・採点実感を多数織り込みながらの問題分析は、迷宮に入り込んでしまいがちな司法試験において、ひとつの道標となりました。
次に、事前準備したものでは上手く対応できない問題に直面したとき、何を取っ掛かりに対応すれば合格しやすい答案を作成し得るのかについて、多くの視点を提示して貰えました。これにより、本番での対応が楽になりました。
そして、合格答案の省略されている部分を意識させて下さった点も有益でした。合格者は、当然理解しているようなことでも、より高い配点の期待できる部分に注力するために、上手な省略をすることがあります。このような合格者の工夫は、答案上省略されているので、知らずに答案を読んでも気づき辛い部分です。具体的な指摘を受けたことで、これに注意しながら合格答案を分析することが出来るようになりました。
これらを通じて、合格答案の見方や相場観を養えました。これにより、事例問題にどう対応すればより高い点が得られるかを学べました。
もちろん、全く知識や理解がなければ、当該事案の問題点に気づくこともできず、適切な処理をすることができません。この知識や理解の習得については、基礎コースの小村先生が知識や理解の重要部分を分かりやすく整理して下さっていました。
知識の習得には、①インプットを何度も繰り返すこと、②アウトプットで間違えた問題を何度も復習することが王道だと思います。そして、①コンパクトに纏め上げられた基礎コースは、範囲を一周する時間が比較的短い点で、インプットを何度も繰り返し易いといえます。また、②基礎コースは、講義内容の範囲に該当する短答問題に対し、直ぐにアクセスして取り組める作りになっています。ここで間違えた問題は、前回間違えた問題として蓄積され復習出来ます。そのため、基礎コースは、アウトプットにより間違えた問題を何度も復習し易いといえます。
このように、基礎コースは、適切な処理をするための前提となる知識や理解の習得に適していました。
私は、この講座で学んだことを本番でも実践できるようにするため、問題演習を大量に行いました。このとき、新・旧司法試験、予備試験の過去問等を用いて、出題趣旨・採点実感と乖離し過ぎていないか等、より高い点が得られる対応を突き詰めて勉強しました。その結果、司法試験に合格することが出来ました。ありがとうございました。