自然と司法試験の過去問のような難しい問題も徐々に解けるようになりました。
コロナ禍もあった中で自分の力で稼げるようになりたいと感じ、司法試験へのチャレンジを決意しました。
受験勉強で工夫していたのは、2点あります。1点目は、とにかく早く1周することです。最初のうちは、わからない点だらけでした。法律は体系を理解することが大切です。特に民法では、総則分野でも債権各論や親族相続といった後半の条文を理解していないとわからない点が多くあると思います。そのため、とにかく最初に基礎講義を聴き終わることが重要です。
2点目は、早くからアウトプットを意識することです。司法試験に限らず、法律の資格試験の勉強は暗記重視と思われがちです。もちろん、暗記は必要です。しかし、無味乾燥なテキストを渡されて、すぐにすべてを暗記することは不可能です。そのため、暗記の対象を絞り込むと同時に、知識の使い方を身に着ける必要があります。この作業はアウトプットを通じて行うことができると考えています。問題を解いていく中で、どのような知識が必要か、そして知識をどのように使えるようになるかを理解するように努めていました。こうした作業を続けることで、自然と司法試験の過去問のような難しい問題も徐々に解けるようになりました。