【早苗講師インタビュー/合格のポイント編】スタディング社会保険労務士講座


過去問は100%解ける必要はない。

7割できるようになったら次の分野に移ろう


「社労士試験はいろんな科目を勉強しなければならないので難しい」とお悩みの方も多いかもしれません。

そんな方のために、今回は社会保険労務士講座の早苗俊博先生に、
ご自身の過去の経験を踏まえながら社労士試験の難しさや勉強のポイント、直前期や試験当日はどう過ごすべきなのかについてお話を伺いました。


3ヶ月が勉強を続けられるかどうかの分かれ目。
試験科目が多く、興味の有無でモチベーションを維持できるかどうかが大きく左右される。

――社労士試験は難関試験のひとつとして有名ですが、社労士試験を難しくしている理由は何だと思いますか?

興味の有無でモチベーションを維持できるかどうかが大きく左右されることですね。

「3日・3月・3年(みっか・みつき・さんねん)」という言葉を知っていますか?もとは芸事や修行の心構えに由来する、「3日我慢すれば3ヶ月は耐えられる。3ヶ月我慢すれば3年は耐えられる」を意味する言葉です。

社労士の試験勉強を3日でやめる人はいないかもしれませんが、3ヶ月が勉強を続けられるかどうかの分かれ目になる時期なんですよ。
3ヶ月といえば、労働基準法・労働安全衛生法・労災保険法の勉強がちょうど終わる頃。ここまでははじめの勢いで乗り越えられても、次に来る雇用保険法や労働保険徴収法に興味が持てなくてあきらめてしまう方がいるんです。

社労士試験は10科目もあるので、興味のある科目・ない科目がどうしてもでてきます。また、科目によって、ロジックをきちんと理解する必要がある科目もあれば、細かく勉強しても点数にはつながらない科目、ある程度丸暗記すればよい科目など性格が異なります。

それを把握しなければならないことも社労士試験を難しくしている要因なのだと思いますね。


試験科目ごとに特徴もそれぞれ、科目ごとに合った勉強法を。

――では、それぞれの科目についてどのように勉強を進めればよいのでしょうか。

労働基準法労災保険法は勉強すればするほど点数が取れるようになりますが、細かい部分までは深入りしすぎない、というのがポイントですね。

労働安全衛生法は国会図書館の本棚一列が安衛法の本で埋まるほど幅広い論点のある科目ですが、試験で出るのはほんのわずか。だから、「勉強したところが出なくてもしょうがない」とある意味割り切って勉強を進めましょう。

雇用保険は「国が決めたサービスがあって、各々で定められた条件を満たした場合にこういうお金がもらえる」というシステムなので、そのシステムを覚える。だから過去問を解くよりもシステムを覚えることが先ですね。

健康保険も同じです。 国民年金法・厚生年金法も、システムを勉強する科目です。

国民年金法は「基礎年金」という言葉があるくらいなのでベースはすごく単純なんですが、専業主婦(夫)が出てくるところが難しい。そこは厚生年金法も絡んでくるところなので、厚生年金法と一緒に勉強する。あとは「年金の受給金額がどう決まるのか」という数学的なところは、数学が苦手な人はとにかく「そういうものだ」と思って覚えてしまいましょう。つまり、国民年金法・厚生年金法は年金制度の骨格の部分、専業主婦(夫)の部分、数学的な部分の3つに分かれることを意識して勉強するのがポイントです。

一般常識については、リーガルマインド(法的思考)を理解していなければ解けない問題が出たり、細かな知識を問う問題が出ることもあります。

一般常識は科目の性質上どうしても対策しづらくて難しくなってしまう科目なので、仕方ないと割り切って勉強することが必要ではないでしょうか。


全部の科目をすみずみまで勉強するのではなく、出るところを押さえておける人が合格し易い。完璧を目指さないことが大切。

――そのように科目数も多い、勉強の仕方もバラバラな社労士試験に合格できる人はどんな人だと思いますか?

「あれもこれも勉強しなきゃ」と思って全部の科目をすみずみまで勉強するのではなく、「出るだろうな」と思うところを、つまみ食いでもよいのでまずは押さえておける人です。

たとえば、雇用保険法でいうと半分くらいは「基本手当」という分野から出題されますが、もう半分はそれ以外の分野から出題されます。
基本手当はとても大切な論点ではありますが、基本手当が100%できてもそのほかの論点を勉強していなければ合格基準点のクリアは難しくなります。

「基本手当はある程度できるようになったから、ほかの論点を勉強しよう」と考えられる人が合格できる人だと思いますね。 逆に、正解率ばかりにこだわる人は合格が難しいと思います。

過去問を解いていてたとえば正解率が70%だったのが80%、90%とアップしていくと気分がいいですよね。それは僕もすごくよくわかります。
でも、100%正解する必要はないのだから、70%くらいとれるようになれば次に行けばいいんですよ。

間違えるのには必ず何か理由があります。他の科目を勉強しているうちに、「この科目と似てるから間違えたんだ」などと気づくときが来ます。
そのときのために間違えた問題を取っておけることも大事なのではないでしょうか。


1日のうち、1%でも2%でも隙間時間で勉強を積み重ねていくことが大切。
スタディングのコンセプトにも通じる。

――社労士試験は働きながら試験を受ける方が大半ですが、勉強時間を作り出すコツってありますか?

まずは「24時間のうちの1%だけ勉強しよう」という意識を持つことですね。

24時間は1440分あるので、そのうち1%というと約15分になるんですよ。だから、どんなに疲れていても「とりあえず1%、15分だけでいいから勉強しよう」と思うことが必要かなと思います。

たとえば、朝家を出る前に1%だけ勉強するとか、実際にはお昼休みだと30分くらい勉強できるとは思うので、「1%だけ勉強するつもりだったけど2%勉強できてラッキー」と考えればいいのではないでしょうか。

社労士試験に受かるためには、どうしても勉強量が必要になります。しかし、社労士試験の受験者の大半は何かしら仕事を持っているので1日何時間もまとまった勉強時間が取れるわけではありません。

だから、1%でも2%でも隙間時間で勉強を積み重ねていく。この考え方は、「隙間時間で勉強する」というスタディングのコンセプトにもぴったり合っているなと思いますね。


脳にはキャパシティがある。
朝一番のノイズがたまっていない状態で勉強できる環境をつくるのが大事。

――ちなみに早苗先生はどのように勉強時間を確保していたのですか?

僕は学習塾の講師をしていて、勤務時間はだいたい14時ごろから0時頃までだったので、早起きして6時~9時頃までを勉強時間にあてていましたね。

朝一番に勉強していたのは、寝起きが一番頭の中が空っぽだから。脳にはキャパがあるじゃないですか。そのキャパに社労士試験の知識を100%詰め込めれば幸せなのですが、現実にはみんな何かしら心配ごとや悩み、トラブルを抱えているものですよね。仕事のことだったり、家族のことだったり、健康のことだったり。

僕はときどき腰が痛くなるのですが、「腰が痛い」と思い始めると、脳の50%くらいが「腰が痛い」のノイズで埋まっちゃう。
そうなると、もう勉強に集中できないんですよ。

だから、朝一番のノイズがたまっていない状態で勉強できる環境をつくるのが大事なのかなと思います。


試験当日は会場で復習するポイントを決めておく。
また自分を鳥の目で客観視して、緊張も抑えることも重要。

――試験当日に「これだけはしておくべき!」ということはありますか?

試験会場に向かう前に、確認するところをあらかじめ決めておくことです。

どの科目にも「ここは丸暗記するしかない」というところが必ずあるんです。たとえば、雇用保険法の所定給付日数とか。僕が受験生だった頃はそういう「試験中だけ覚えておけばよいもの」を各科目ピックアップしておいて、試験会場ではそこだけ見るようにしていました。

あとは緊張している自分を客観視することですね。試験会場に向かっている間、自分も含めみんな緊張していますよね。電車やバスの中でも「みんな焦りながら勉強してるなぁ」「自分も心臓ドキドキしてるなぁ」と自分や周りを客観視することがとっても大切だなと思うんですよ。他の受験生と同じようにドキドキしていても仕方ないので、鳥の目で見る。そうしているうちに落ち着いてくるんですよ。

そのように、上がらない工夫をすることはとても大切ですね。

また、試験会場は非常にノイズのたまりやすい場所で、問題を解いているうちに問題文が頭に入らなくなってきます。何度も受験している僕でもそうなります。試験時間中に頭の中のノイズを減らして気分をスッキリさせるためにも、お手洗いに立つ時間も予定に組み込んでおくとよいでしょう。


試験直前には、試験範囲を何回回転したかがすべて。
それがしやすいようなテキストにしている。

――最後に、受験生のみなさまへメッセージをお願いいたします。

直前期にはあれこれいろんなことに手を出したくなると思いますが、直前期こそ勉強するところをどんどん削ることが大事。

テキストは細かい論点も網羅的に入れていますが、講義では試験で押さえるべきところをお話しています。テキストには講義で使っているスライドを入れていますし、星印の数で出題頻度がわかるようにしています。

試験直前には、試験範囲を何回回転したかがすべて。それがしやすいようなテキストにしているつもりです。

先ほどもお話した通り、受験生はみんな何かしらトラブルや悩み、心配ごとを抱えながら勉強しています。

だから、それをあきらめる理由にはしてほしくないですね。途中で辞めちゃうのが一番つまらないから。自分の持っている知識と本試験の出題傾向がピタッと合うときは必ず来ます。

だから、だから目指した以上は、受かるまで勉強を続けてほしいですね。みなさんの喜びの報告を心よりお待ちしています!

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