公務員のQ&A

公務員試験の講座を受講しているものです。本講座では、人文科学…

スタディング受講者
質問日:2020年8月09日
公務員試験の講座を受講しているものです。本講座では、人文科学、自然科学は各科目3回分のみの授業ですが、公務員試験対策として、講座のこの各授業内容、問題演習を網羅することで対策としては充分なのでしょうか?それとも、授業でとりあつかっていないところも自分で勉強し、対策を進める必要があるのでしょうか?
授業は非常にわかりやすく簡潔にまとめられているため、その分これだけでいいのか不安です。他の大手予備校では、三時間の講座を3回ずつ各科目がある為、そこに対抗しうるだけの量であるのか確認したいです。抽象的な質問になってしまいましたが、お答えいただきたく思います。よろしくお願いします。
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回答

Yuka 講師
公式
回答日:2020年8月13日
お疲れ様です。
回答させていただきます。

当講座で扱う知識科目(自然科学、人文科学等)の学習分量についてですが、分量としては必要最低限な分量に絞って講義を行っています。そして、扱う内容に関しては以下の基準で選んでいます。

(1)公開されている公務員試験を踏まえた頻出分野
(2)学習効率(科目理解に重要な分野であるか、または学習内容が即得点に反映されやすいか)

そのうえで、授業で扱っていない内容についての扱い方ですが、ご自身の志望する自治体の過去問集(非公開の試験についても復元問題集が市販されていますので参考にしてください)を入手し、出題の傾向の分析と過去問演習を行ってください。

その際、授業で扱った内容との過不足が生じると思われますので、授業で扱っていない分野をご自身で補強学習を行うと効果的です。授業で扱っていた内容であっても、ご自身の志望先で極めてよく出題されている内容であれば、さらに深めて学習を行うことも効果的であると思います。

公務員試験は大学受験と似た特性があり、志望自治体により様々な問題が出題されます。そのため、授業で学んだ内容にプラスαとして、過去問による調整を行うことが知識科目に限らず非常に重要です。

一つ注意をしていただきたい点としては、公務員試験では試験により多少の差はあれども、ある程度出題傾向があるので、授業で扱っていない分野を全て網羅しようとして学習を行う必要はありません。また、仮に頻出であっても、どうしてもご自身にとっては得点効率が悪いと感じる分野については捨ててしまうことも非常に重要です。

ご不安もあると思いますので、もう少々、知識科目についての学習戦略について補足説明をします。

知識科目の内容は、自然科学であれば、高校過程の物理/化学/生物/地学、人文科学であれば、高校過程の日本史/世界史/地理/思想です。学習内容が非常にヘビーである一方で、公務員試験ではどの試験でも各科目1点~2点程度しか出題されません。そのため、仮に全科目・全分野を学習したとしても、試験の合格にあまり貢献しない可能性があり、それどころか学習時間の負担により数的処理などの重要な他教科に影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、ちょっと勇気がいりますが、学習科目や学習分野を選んで対策するというスタンスが非常に重要なのです。

最後に、他の予備校との学習内容の比較ですが、出題頻度が高い分野の学習内容は当講座も含め共通です。他校では、出題頻度が低い分野まで取り扱っていたり、当講座の範囲外である国家公務員試験の出題傾向を踏まえているという違いはあると思われますが、それが大きな差となることはありませんのでご安心ください。

繰り返しになってしまいますが、授業で学んだあとは、自身のバックグラウンドを踏まえて、最終的には個別の志望自治体に合わせて学習内容を調整することが重要となります。
是非とも、ご自身のバックグラウンドと出題傾向を今一度しっかりと分析していただき、「最強の学習戦略」を立ててみて下さい。

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