数的処理は間違った勉強法からの脱却で、必ずできるようになります。
文系を自認する学生の皆さんにとって、公務員試験の「数的処理」は大きな関門かもしれません。でも心配しないでください。「数的推理」で出題される問題は、ほとんど中学数学までの知識で解くことができます。テクニック的には決して難しいものは必要ありません。しかし一方で、その問題の多くは中学時代に取り組んだものとは一線を画します。中学数学の技巧を使って、やや特殊な問題を解いていくことには慣れていただく必要があるでしょう。
私は東京大学入学後にすぐ家庭教師を始めましたので、個別指導の経験は既に20年を超えています。これまでに教えてきた生徒の数は1000人を下りません。もちろんその中には数式を見るだけで目を背けてしまうような数学嫌いの方もたくさんいらっしゃいました。でも、どの生徒さんも正しい勉強法を身につけることで、数学コンプレックスを払拭されています。数学は、小手先のテクニックや裏技、解法の丸暗記といった間違った勉強法から脱却することで、必ずできるようになります。言い換えれば、言葉の定義を理解し、公式や解法の意味を知るという正攻法こそが数学を得意にする唯一の方法なのです。
「王道」こそ、最短距離の勉強法です。
私がこの講義の中でお伝えするのはそんな王道の勉強法です。「王道」は気楽な道、というわけではないかもしれませんが、もっとも最短距離の道であることは保証します。
忙しい現代人の皆さんにとって、スキマ時間を活用できるかどうかは、勉強の効率と生産性に関わる重要な課題です。そういう意味では、移動時間や就寝前のちょっとした時間にもスマホやPCで単元ごとに学びを進められるスタディングは、ライバルに差をつける絶好のチャンスになることでしょう。