【公務員講座 寺本講師インタビュー/講座紹介編】スタディング公務員講座


リアリティあふれる事例を入れて
面白さを感じてもらえる講義を展開


前回は、スタディング公務員講座の法律系専門科目主任講師の寺本先生に、ご自身の今までのお仕事やスタディングとの出会い、公務員の資格の魅力ついて語っていただきました。今回は、スタディング公務員講座の特徴や魅力、講義で工夫されているポイントについて、寺本康之先生に再びたっぷりとお話を伺いました。


――スタディング公務員講座の特徴や魅力について教えてください。

扱う内容をかなり絞っていながら、本当に試験に出るところをピンポイントで学べることです。また、重いテキストもありませんし、場所を選ばず手ぶらで勉強できるのもいいですね。チャプターも細かく区切っているので、「ここだけ観たい」という場所をピンポイントで観られるのも便利だと思います。

何よりも、スタディング公務員講座は「効率的な勉強」を徹底的に意識している講座になっていますね。大学受験などもそうですが、勉強をひととおり全部終えてからやっと効率的なやり方がわかってくるもの。そういう意味では量をやるから質が伴ってくるのだろうと思うのですが、スタディングの場合は効率的な勉強方法がわからない人でも仕組みに乗っかって勉強をしていれば、自然と効率的な勉強ができるのが大きな特徴だと思います。


――特に勉強がキライな人にとっては、無駄が省かれているほうが目標達成に早く近づきますよね。

効率的な勉強ができれば、勉強も続けやすいですよね。公務員試験は一般的には1年かけて準備をするので、勉強のモチベーションを保ち続けることが難しいんです。だからできるだけ勉強期間が短くてすむように、効率的に勉強していくほうがいいですよね。 イチローは「非効率を学ばないことはすごく損だ」と言っていますが、勉強に関しては非効率を学ぶ必要はないと思うんですよね。公務員試験はそんなに細かい知識を問われるわけではないので、重箱の隅をつつくような知識を知ろうとするなどの非効率な勉強はあまりいらないかな。私からすれば、こんな講座で学べるスタディングの受講生さんがうらやましいです。


――寺本先生が講義で心掛けていることはどんなことですか?

一切キレイにしゃべらないことですね。読み方を間違えたり、とんでもない言い間違いをしたりしても、原則としてカットすることはありません。YouTubeではカットされやすい「あー」「えー」なども、そのまま入れています。カットを入れるのは、スライドに誤字があったときくらいですね。

そのほうが私の人間性が受講生さんに伝わりやすいと思うからです。役者でも、毎回動きが異なっていたり、何かしら癖がある人のほうが上に上がっていく傾向があったので、そこにはこだわりたいんですよね。ちょっとした言い間違いなどでいちいちカットを入れると、かえって講義の面白さが失われてしまう気がします。だから、たとえばプロのアナウンサーがよどみなく流れるように話す講義よりも、石橋貴明が言葉に詰まりながら話す講義をするほうが絶対に人気が出ると思います(笑)。


――ほかに工夫されていることはありますか?

YouTubeをやっているからというのもありますが、テンポよくしゃべることは非常に意識していますね。昔は「早口でしゃべるとわからない」と言われることが多かったのですが、今YouTubeでダラダラしゃべっていると即離脱されてしまうので。

それに関して、以前面白いことがありました。大学の学内講座で講義を収録するときは1倍速で撮るのですが、私はわりと早口でしゃべるためか、私の講義だけ0.75倍速で観ている人がいたんです。ほかの講師の講義は2倍速で観ているらしいのですが、私の講義は「2倍速だと何を言っているかわからなくなる」とクレームが入ったそうです(笑)。今はみんなYouTubeなどでスピーディーな展開のコンテンツを見慣れているためか、そういうクレームはなくなりましたね。


――寺本先生のプロフィールには、「時々クスっと笑える(あるいは爆笑できる)」とありますが、講義を面白くするためにどんなお話をされているのですか?

法律は実際の社会で使われているものですが、普段の生活ではあまりなじみのないものですよね。なので、たとえばお金を借りた・貸した、親の金を盗った、会社の金を使い込んだなど、リアリティを感じてもらえるような事例を入れるようにしています。

ひとつ例をあげると、保証人のところでこんな話を入れています。あるバカ息子が借金を抱えていて、おやじが保証人になろうとするのですが、バカ息子は「親に保証人になんかなってもらいたくない」と突っぱねるんです。おやじは「そうか」と言って眺めているだけ。ある日そのおやじが亡くなり、その後財産整理をしていると一枚の弁済証書が出てきました。実は、バカ息子の借金をそのおやじがこっそり肩代わりしてくれていたんです。その弁済証書を見て、そのバカ息子が「おやじ・・・」とつぶやく。こういうお話です。

このような事例をバラエティー豊かに用意しています。ただ、毎回ではありません。法律は暗記が多いので、暗記がつらくならないように、たまにこういう話を出して面白く講義を聴いていただけるようにしています。ただ、崩しすぎると単なる笑い話になってしまうので、崩しすぎない程度に面白くするという、バランスのとり方が難しいですが。

ちなみに、昔ちょっとだけ行政書士の仕事をしていたときもあって、実際に担当したケースに基づくものもあるんですよ。なのでその分、よりリアリティはあると思います。


――最後に、これから公務員講座を通してやりたいことやチャレンジしたいことはありますか?

スタディングには確固たる媒体があるので、そこを使って定期的にホームルームをするなど、個別の対面ではできないようなイベントをしたいです。たとえば、公務員試験における挫折しやすい時期は夏・冬・12月・直前期とだいたい決まっているので、要所要所でモチベーションを上げるためのイベントがオンラインでできるといいですね。四半期ごとに開催してもいいかもしれません。

普段の講義ではみなさんと講師が直接会えるわけではないので、双方向のやりとりができる機会としてそういうものがあればいいなと思います。あとは500回くらいひたすら「がんばれ!」と言うイベントとか、見ただけで元気が出るようなものを企画したいですね。前にいろんな場所でロケをして「がんばれ!」とか「大丈夫だよ」とエールを送る映像をつなぎ合わせてYouTubeにアップしたのですが、Bad評価がつきまくったので消しました(笑)。


――公務員講座ではいろいろなイベントを立ち上げている最中なので、今後いろんなイベントができればいいなと思っています。

公務員講座にはたくさん講師がいるのだから、講師全員が集まってトークバトルというか、公開集団討論のようなことをしてもいいでしょうね。公務員試験の集団討論のシミュレーションとしても観てもらえるでしょうし、試験対策にもなりますよね。公務員試験講座の講師はみんな個性豊かな面々なので、きっと面白くなると思いますよ。

No Image 寺本 康之(てらもと やすゆき) プロフィール

売れない役者の経験を持ち、大学院在学中から講師の仕事をはじめた。以降、行政書士試験、公務員試験の分野で主に活動してきた。法律系科目が専門だが、行政系科目や小論文などの指導も得意としている。ベストセラー『寺本康之の小論文バイブル』(エクシア出版)の著者としても知られており、東進ハイスクールで大学受験向けの小論文講座を担当していたこともある。

現在は、全国大学生協主催の学内講座で活躍するとともに、2つの会社(映画制作会社、不動産関連会社)の社長を兼務している。映画制作会社ではLGBTQの映画監督飯塚花笑(自身の従妹)を代表に据え、主に社会問題を題材とした映画作りに励んでいる。ほか、不動産投資マニア、太陽光投資マニアの側面も有する。

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