基本情報技術者試験は非常に範囲が広いため、要点を押さえた効率的な学習がポイントになります。
効率的な学習の1番のポイントは、試験を知り、力を入れる部分と抜く部分を明確にした学習戦略を立て、それに沿って学習を実行することです。特に、専門知識の深みにはまらないようにします。 6割の合格点を取るためには、基本的な部分、過去問で頻繁に出題される部分に努力を集中することです。
しかし、合格までに時間がかかった人の学習方法を分析すると、試験に出ないことに時間を取られ、試験に出るところをしっかり勉強していないケースが多いのです。これから学習するときには「深い知識は必要ない」ということを頭の片隅においてください。専門知識の深みにはまって、勉強に時間がかかっている場合は、これを思い出してどんどん先に進むことがポイントです。
視覚や聴覚を使って、短時間に繰り返し復習できる学習ツールを使うことが重要です。
最も重要なことは始めた勉強をやめないことです。無理な計画は長続きしません。そのためには、日々の生活の中に無理なく学習を組み込むことです。特に、通勤時間などの「すきま時間」をうまく活用することがポイントです。そうすることにより、最後まで学習することができ、結果として最短で合格することができます。
その事態を防ぐためにも、本番試験同様の環境(午前80問、午後13問中7問、各150分)を体験してみましょう。実際に本番と同様の環境で行うことで、どの分野の問題に時間を取られてしまうか、どの問題なら解きやすいかなど、自分自身の傾向が見えてきます。その傾向をつかむことで、「本番では、難しい問題は、後回しにて、解きやすい問題から解いていき、時間内に全問解くようにする」、「自身の苦手分野が把握できたので、その分野を中心に学習を進める」などの対策をとることができます。