皆さまと一緒に仕事ができる日を待ち望んでいます!
公認会計士は、資本市場にはなくてはならない存在であり、そこに携われるという社会的に重要な資格です。また、公認会計士は「企業」にかかわる様々な場面で非常に頼られる存在でもあります。
つまり、公認会計士試験に合格すれば、活躍できる数多くのフィールドが待っているのです。名刺に、「公認会計士」と記される大きなメリットを携え、夢に向かって突き進める。そんな将来が受講生の皆さまには待っているのです。
ご承知のとおり、これだけ社会に有意義な資格なので、その難易度は高く、途中で挫折してしまう方も少なくありません。
また、公認会計士試験は基礎力を身につけるのが重要だ、とも言われます。では、基礎力とはどのような能力なのでしょうか。私の受験生時代の経験をもとにお話しします。
講義を受けて情報量を増やしているときは、それらは論点という「点」だと思います。「点」を増やす間、その情報を頭の中から見つけ出すことは容易ではありません。ただ、一通りの勉強をすると、この「点」と別の「点」の関係性がわかってきます。関係性がわかると全体を見渡すことができるようになります。蓄積した「点」が「線」になり、「面」になったのです。これが基礎力が付いたときだと思います。そうすると、「法人税法ってこういうことの積み重ねなんだ」「こういう風に分類していけば、整理ができる」と思えるようになります。
私が受験生だった頃、一番苦手な科目の講義中に、先生が、その科目の全体像を黒板に大きく書いてくれました。この板書を見たとき、私は「こんなに簡単だったんだ」と思いました。無論、簡単な科目ではありません。頭が騙されたのです。しかし、この講義以降、その科目は私の得意科目になっていました。
「点」の学習期間はとてもつらいです。意味がよくわからないから。しかし、これが「面」になると勉強は面白くなります。ましてや、公認会計士試験の科目は、すべて実務に役立ちます。実務につながっていくと、さらに面白みが増し、知識は定着していきます。
私は、「線」や「面」になるまでの間、受講生の皆さまが苦痛に感じないように、できる限りわかりやすい言葉で説明することをモットーとして、授業を進めていきたいと思っています。一緒に頑張りましょう。そして「合格」という2文字をつかんでください。皆さまと一緒に仕事ができる日を待ち望んでいます!