リテールマーケティング(販売士)検定の試験制度の概要
日本商工会議所は、「リテールマーケティング(販売士)検定」について、2021年度より従来のペーパー方式、マークテスト方式からネット試験方式での施行になることを発表しています。
2021年7月から、1級・2級・3級すべての試験がネット方式試験(CBT試験)へ変更となります。
感染症や大規模自然災害等が発生しても安定的・継続的に試験を実施できるようにするため、また利便性の向上を図るためには、随時施行が可能な試験方式が適していることからネット試験方式への変更となります。
新しい試験方式の詳細や最新の情報は、日本商工会議所のホームページにて必ずご確認ください。
【NEW】2021年度新方式の試験について、試験予約開始日と試験開始日が発表されました ※2021年 7月14日更新
■試験方法
2021年7月からネット試験方式となり、試験会場(テストセンター)のパソコンを使用し、インターネットを介して試験を実施することになります。
試験会場は株式会社CBT-solutionsのテストセンターでの受験となります。
試験会場の空席状況ついては株式会社CBT-SolutionsのCBT/PBT試験 受験者ポータルサイトから確認できます。
■試験日程
ネット試験方式(CBT試験)の予約開始日と、試験開始日が発表されました。
予約開始日以降は、ご自身の受験可能なテストセンターを選んでいただき、空いている日時での試験予約が可能となります。
受験ついては株式会社CBT-SolutionsのCBT/PBT試験 受験者ポータルサイトから申込できます。
試験予約開始日
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2021年7月14日(水)より
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試験開始日
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2021年7月28日(水)から随時
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■各級の主な対象職種とレベル
2級
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<対象> 売場主任・部課長など部下の指導や売場を管理・監督する中堅幹部クラス
<レベル> ・小売店舗経営の仕組みを理解し、小売業の販売技術に関する専門的な知識を身につけて、販売促進の企画や部下の指導・育成に生かすことができます。 ・大手小売業などでは幹部・管理職への昇進試験に活用する例もあります。
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3級
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<対象> 売場担当者・販売員など
<レベル> ・小売り店舗を運営するための基本的な仕組みを理解し、販売員としての基礎的な知識を身につけて業務に生かすことができます。 ・流通・小売業だけでなく、最近では卸売業や製造業の営業担当者のための社員教育として取り入れている例も増えてきています。
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■受験資格
学歴、年齢等に制限はありません。2級からの受験や2・3級の併願受験も可能です。
■試験時間
※一部免除制度もあります。
■試験科目・出題形式(2級・3級共通)
試験科目
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①小売業の類型 ②マーチャンダイジング ③ストアオペレーション ④マーケティング ⑤販売・経営管理
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出題形式
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1科目あたり択一式正誤問題 小問10問、択一式穴埋問題 小問10問(5科目合計で100問) ※「択一式穴埋問題」は、複数の選択肢から最も適当なものを選んで解答する形式です。
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■試験当日の持ち物
□本人確認証
□電卓※
※電卓の持ち込みについては計算機能(四則演算)のみのものに限られます。
以下のような機能を持つものについては持ち込みができませんので注意が必要です。
・印刷(出力)機能
・メロディー(音の出る)機能
・プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
・辞書機能(文字入力を含む)
■合格基準
(1)全体の得点が70%以上で、(2)科目ごとの得点が50%以上であること
■受験料
2級
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5,770円 (+事務手数料として550円申し込みの際に必要となります。) |
3級
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4,200円 (+事務手数料として550円申し込みの際に必要となります。)
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■取得後の更新制度
販売士資格は5年ごとに更新することが必要となります。これにより、常に新しい知識を更新して現場に生かすことができます。
2、3級の場合は以下の3つの方法により更新手続きを行うことができます。
(2017年3月より申込受付が各商工会議所から日本商工会議所に一本化され、販売士専用サイトでの手続きになりました)
●資格更新講習会を受講
●指定通信教育講座を受講
●上級資格を取得
定められた期間内に手続きをしないと資格が失効してしまいますので、認定証に書かれた有効期限を確認するようにしましょう。