お寄せいただいたお悩みに、68分、答え続けました。
2026年度の行政書士試験を受験される受講生の皆さまに向けて開催しました。
「このまま進めて、間に合うのだろうか」
試験まで1か月を切ったこの時期、多くの受講生の方が同じ不安を抱えています。模試の点数が伸びない。記述式が書けない。覚えたはずの知識が抜けていく感覚がする。
スタディングは、その不安を一人で抱えたまま本番を迎えてほしくないと考えました。そこで、2026年度試験を受験される受講生の方からお悩みを募り、講師が生放送で直接お答えする場をつくりました。それが「寺本康之の寺子屋」です。
お答えしたのは、指導歴18年の寺本康之講師。18年にわたって受験指導にあたり、毎年この時期の受験生を送り出してきました。
配信画面から、当日の一部をご紹介します。
いただいたお悩みは、一件残らず拝見しました
最も多かったのは、記述式についてのご相談でした
足切りへの不安にも、優先順位を示してお答えしました
「一人で抱え込まずに、最後まで」
当日は全10テーマにお答えしました。ここでは、特にご相談の多かった3つをご紹介します。
記述式の部分点は、キーワードに対して配点されています。頭に浮かんだ内容を「生の事実」のまま書いてしまうと、言いたいことは伝わっても、採点する側は点をつけられません。事実を法律用語に置き換えて書くことが必要です。
逆にいえば、1行で終わってしまっても、キーワードが1つ入っていれば部分点はつきます。何も書かないことだけは、絶対に避けてください。
なお、記述式で漢字のミスが多い方は、択一のインプットがまだ曖昧なサインでもあります。普段は字にこだわる方でも、用語が抽象的なまま頭に入っていると書き間違えてしまうためです。
明確に過去問です。以前に数えたことがあるのですが、本試験は過去問からそのまま問われているものが3割ほど、過去問を少しもじったものが2割ほど。そこに新しい知識が少し乗れば6割に届く、そういう作りになっています。
模試の意義は「苦手分野が把握できること」にあります。民法の代理ができなかったのなら、その問題ではなく代理というテーマ全体を見直す。そこまでやる時間がないのであれば、模試の問題そのものの見直しは、極論、後回しでも構いません。
本試験は試験委員の先生が作っているので、正解肢には出題の意図が込められています。これは過去問でしか学べないところです。
これは、どんどん入れたほうがいいです。直前期になればなるほど、知識は入れ続けてください。直前期は興奮状態にあるので、知識が整理されていないように感じているだけで、実際はそんなに抜けていないと思います。
合格された方がよくおっしゃるのが、本番で「フラッシュバックする」ということです。先生があのときにこう言っていた、あのページのあそこに印をつけた——そういうものが頭に残っていて解けた、と。突っ込んだ分だけ、フラッシュバックします。
入れるほど曖昧になるのは、似ている知識です。審査請求と不服審査、執行停止。「あれ、どっちがどっちだっけ」となったら、放置せずその場でテキストを開いて比較する。その手間が、本番のフラッシュバックにつながります。
配信の最後に、本番までの過ごし方についてお話しいただきました。
苦手な分野と、「後でやろうと思っていたのに手つかずで来てしまった」ところ。ここに全力を尽くす時期です。同時に、勉強の環境を整えておくこと。この時期は、どうしても誰かに迷惑をかけながら勉強することになります。
直前1週間は、そこでしか見ない自分のまとめ用教材ができていないとおかしい、という状態が理想です。逆にいえば、1週間前までの勉強は、その資料を作ることに向かっているべきということ。寺本講師自身は、付箋と折り込みで「これは3日前に見る」「これは2日前に見る」と優先順位をつけ、過去問の最後の1回転でどうしても覚えられないところにマークを入れていたそうです。
直前期は体調を崩される方もいらっしゃいます。インフルエンザも流行する時期です。マスクなどをうまく使いながら、残りの4週間に向き合ってください。
※ 本ページは2026年10月12日に開催した受講生限定ライブの内容をまとめたものです。アーカイブのご視聴は受講生の方に限らせていただいております。
※ 掲載しているご質問は、いただいた内容を要約し、匿名で掲載しています。