行政書士のQ&A

合格答練 民法2 問14 エ.Aが被代位権利を行使したときは…

スタディング受講者
質問日:2024年10月15日
合格答練 民法2 問14
エ.Aが被代位権利を行使したときは、CはBに対して主張できる抗弁を持って、Aに対抗することができる
答え.正しい。債権者が被代位権利を行使したときは、相手方は、債務者に対して主張することができる抗弁(例:同時履行の抗弁権)をもって、債権者に対抗することができます(民法423条の4)

とあります。

一方、H25-29-2で
「Aは、自己所有の事務機器甲をBに売却する旨の売買契約を締結し、甲をまだBに引き渡していない。Bから甲を買い受けたCがAに対して所有権に基づいてその引き渡しを求めた場合には、Aは、Bから売買代金の支払いを受けるまで同時履行の抗弁権を行使して甲の引き渡しを拒むことができる。

答え.×
同時履行の抗弁権は、双務契約の効力の一種である点において、担保物件である留置権と異なるから、双務契約の当事者間で主張できるだけであり、何人にも対して対抗できるわけではない。したがって、Aは、売買契約の当事者ではないCに対して、同時履行の抗弁権を主張し、甲の引き渡しを拒むことができない。」

とありました。
下の方の過去問はあくまで契約だから同時履行の抗弁権を主張できないということでしょうか?
どちらも債権の行使では??と考えているうちに何がなんだかわからなくなってしまいました。

状況を整理して、比較しながら分かりやすく教えていただけますと非常に助かります。
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回答

漆原 講師
公式
回答日:2024年10月16日
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