行政書士試験ピックアップ過去問解説
一般知識等-インターネット用語 平成28年第56問

問題

 情報処理に関する次のア~オの記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。


ア オブジェクト指向データベースとは、目標とされる語句の検索を正しく行えるようにデザインされたデータベースを指す。
イ リレーショナルデータベースとは、一つの表だけでなく複数の表を組み合わせて特定の行や列を抜き出すことのできるデータベースを指す。
ウ ビッグデータとは、ネットワーク上で一つのデータが1ギガバイト以上の容量を持つようなデータを指す。
エ メタデータとは、データそのものではなくデータに関するデータ(情報)を指す。
オ ウェブ上で公開されている文書の様式はHTML*と呼ばれ、文書内で様々な指定をタグという世界共通の文字列で設定することで画像の表示や文字の色やデザインを指定し、ハイパーテキストなどを組み込むことができるようになっている。

1 ア・ウ
2 ア・エ
3 イ・エ
4 イ・オ
5 ウ・オ
(注)* HTML : Hyper Text Markup Language の略




解答・解説

解答:1

ア 誤り。
オブジェクト指向とは、データに加えてそれを処理するための手続を一つのまとまり(オブジェクト)として扱うことで、そのデータベースのことを「オブジェクト指向データベース」といいます。本肢ような「語句の検索を正しく行えるようにデザインされたデータベース」ではありません。

イ 正しい。
リレーショナルデータベースとは、一つの表だけでなく複数の表を組み合わせて特定の行や列を抜き出すことのできるデータベースを指します。

ウ 誤り。
ビックデータとは、明確な定義付けはなされていませんが、総務省によると、「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」や「典型的なデータベースソフトウェアが把握し、蓄積し、運用し、分析できる能力を超えたサイズのデータを指す」とされています。後者を採用したとしても本肢の「1ギガバイト以上の容量を持つようなデータ」では程度ではなく、1,000テラバイト(1ペタバイト)の規模であると考えられます。

 1テラバイト(TB)は、1,024ギガ(GB)バイトです。

エ 正しい。
メタデータ(metadata)とは、メタなデータのことで、データそのものではなくデータに関するデータ(情報)を指します。

オ 正しい。
HTML (Hyper Text Markup Language)とは、ウェブ上で公開されている文書の様式で、文書内で様々な指定をタグという世界共通の文字列で設定することで画像の表示や文字の色やデザインを指定し、ハイパーテキストなどを組み込むことができるようになっています。

以上により、誤っているものの組合せは、ア・ウとなり1が正解となります。


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