外務員のQ&A
償還価格が100円というのは 決まっているのでしょうか? …
償還価格が100円というのは
決まっているのでしょうか?
どのように償還価格というのは決まってくるというルールは
どこに書いてあるのでしょうか?
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回答
ご質問いただきまして、ありがとうございました。
一般的に額面金額とは、債券の最低取引単位のことをいい、債券価格は、額面金額100円当たりで表示されることが慣行とされています。
ただし、債券発行時においては、必ずしも額面金額で発行されるわけではなく、発行時の金利情勢等によって、100円超(オーバーパー)又は100円未満(アンダーパー)で発行されることもあります。
例えば、額面100万円の債券を98円で購入した場合、額面金額100円の債券を98円で購入することになりますので、
1,000,000円÷100円×98円=980,000円の資金が必要となります(手数料等を無視)。
額面金額は、償還日(満期日)を迎えたときに社債券者が受け取ることができる金額になりますので、上記の例のように98円(アンダーパー)の金額で購入した社債券者は、償還日(満期日)において、100円の金銭を受け取ることになります。償還時に2円(100円-98円)の償還差益が計上されるのです。
Webテキスト「2-4-3 債券の種類と債券市場」の「債券の条件」の項目において額面金額等の記載がありますので、ご確認願います。