不動産-不動産の価格
2017年1月学科第42問

ピックアップ過去問解説

問題

 不動産の価格に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。


  1. 地価公示の公示価格は、毎年1月1日を価格判定の基準日としている。
  2. 都道府県地価調査の基準地の標準価格は、毎年7月1日を価格判定の基準日としている。
  3. 相続税路線価は、地価公示の公示価格の70%を価格水準の目安として設定されている。
  4. 固定資産税評価額は、原則として、3年ごとの基準年度に評価替えが行われる。



解答・解説

解答:3

不動産から、土地の価格に関する基本問題です。

土地の価格は、一物四価といわれていて、1つの物(物件)に、4種類の価格が存在します。この4種類の価格は、取引や行政目的等により、それぞれの価格が存在しています。その4つの価格とは、実勢価格、公示価格と基準地価格、路線価(相続税評価額)、固定資産税評価額の4種類です。試験でもよく出題される重要分野です。

これを踏まえて、選択肢を見ていきましょう。


(選択肢1)適切

 公示価格の基準日は毎年1月1日です。

(選択肢2)適切

 基準地の標準価格(基準地価格)の基準日は毎年7月1日です。

(選択肢3)不適切

 路線価の対公示価格水準は80%です。

(選択肢4)適切

 固定資産税評価額は、3年ごとの基準年度に評価替えが行われます。


この問題は「不適切」なものを選ぶ問題なので、選択肢3が正解となります。


※正解と解説は、試験実施日の基準で記述しています。その後の法令改正等には対応していませんのでご注意ください。


学習するには

「5‐1 不動産の調査」 不動産価格と鑑定評価


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