地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答:3
リスク管理から、地震保険に関する問題です。
地震保険とは、地震などによって建物や家財に被害があった場合に、保険金が支払われる保険です。地震保険単独での契約はできないことになっていて、必ず、火災保険と一緒にセットで契約しなければなりません。地震保険の対象は、地震、噴火またはこれらによる津波を原因とする、火災、損壊、埋没、流出によって建物および家財に損害を被った場合です。
地震保険の目的物は、居住用建物およびその家財に限られるので、事業用建物は契約できません。併用住宅である、店舗と住居が一緒になっているような建物は契約できます。
それでは順番に選択肢を見ていきましょう。
(選択肢1)不適切
地震保険は、単独で加入できない保険で、火災保険に付帯して加入する必要があります。ただし、火災保険の加入時だけでなく、火災保険の保険期間の中途にも付帯することができます。
(選択肢2)不適切
地震保険の保険料には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築物割引」「耐震診断割引」の4つの割引制度があります。ただし、これらの割引制度を重複して適用することはできません。
(選択肢3)適切
地震保険では、地震発生日の翌日から10日以上経過後の損害は、補償の対象外となります。
(選択肢4)不適切
地震保険により支払われる保険金は、損害の割合に応じて4段階に分かれます。「全損」は保険金額の100%、「大半損」は保険金額の60%、「小半損」は保険金額の30%、「一部損」は保険金額の5%で、それぞれ時価額×各割合(100%・60%・30%・5%)が限度となります。
この問題は「適切」なものを選ぶ問題なので、選択肢3が正解となります。
※正解と解説は、試験実施日の基準で記述しています。その後の法令改正等には対応していませんのでご注意ください。
スタディングは、いますぐ無料でお試しできます。
動画/音声講座、テキスト、スマート問題集、セレクト過去問題集、実技試験対策講座、要点まとめシート(暗記ツール)付き!
ガイダンス【FP3級試験の特徴と短期合格の秘訣】
ガイダンス【時間をかけずにFP2級に合格する勉強法】
【FP試験過去問分析‐詳細版(2級/3級)】
【実技試験の傾向と対策(日本FP協会・きんざい)】
【よく出る一問一答集60 FP2級・3級】
無料講座と無料セミナーを試してみる |