リスク管理から、損害保険による個人のリスク管理についての出題です。
個人の損害保険設計で重要なのは、ライフプランに沿って個人のニーズと保険商品の適性が合っているかを的確に判断することです。
いざ、補償を受けようとした時に、「加入している保険では補償されない」ということがないようにチェックが必要です。
この問題では、代表的な傷害保険商品についての基本事項が問われています。
それでは順番に選択肢を見ていきましょう。
1)適切
家族傷害保険の保険の支払い対象は、被保険者本人のみならず、生計を一(いつ)とする親族が対象で、別居の未婚の子も、保険の対象となります。
したがって、保険期間中に生まれた被保険者本人の子は、(同一生計であれば)自動的に補償の対象となります。
2)不適切
普通傷害保険は、国内外を問わず、日常生活で起こる、事故によるケガを補償する保険です。
普通傷害保険は、補償内容が同じなら保険料は年齢に関わらず同じです。ただし、被保険者の職種によって保険料が異なるので注意が必要です。
3)適切
国内旅行傷害保険は、日本国内の旅行中にケガをした場合などに、保険金が支払われます。
支払い要件は、基本的に普通傷害保険と同じですが、細菌性食中毒が補償されますので、必ず覚えておきましょう。
また、保険の効力は住居を出発してから住居に帰着するまでの間です。
4)適切
海外旅行傷害保険は、海外旅行中にケガをした場合などに、保険金が支払われます。
国内旅行保険と違うところは、地震、噴火、津波による傷害も補償される点です。細菌性食中毒も補償されます。
この問題は「不適切」なものを選ぶ問題なので、選択肢2が正解となります。