口頭試験の頻出問題

筆記試験を突破した方は、口頭試験の準備に入っていると思います。

2019/11/11


口頭試験の頻出問題

筆記試験を突破した方は、口頭試験の準備に入っていると思います。
ときどき、筆記を完全に諦めていた方が、「筆記試験の合格通知も数日間見ませんでした、合格と書いてあったので慌てています」
と連絡して来る方もいます。
せっかく試験を受けるのですから、どちらの結果であってもその結果はしっかり確認して受け止めましょう。

とにかく、筆記試験が合格の場合、先ず、業務の詳細と業務経歴を見直して下さい。
それなりに内容は忘れていると思います。自分で読んで分かり難いところを説明して下さい。
また、若しかしたら、書き間違いもあるかもしれません。
修正することも考えて下さい、言い訳ではなくしっかり説明すれば試験委員も分ってくれます。

「提出してしまったのだから、今さら間違いに気がついても遅いのでは?」

そんなことはありません。
試験委員も鬼ではありません。誠意を持って説明することを考えて下さい。
間違いに気づいて、そのままにした場合、後で試験委員の厳しさが変わります。
口頭試験で、試験委員に質問されるまで、間違いに気がつかないのか、
しっかり自分で確認して気がついているのかでは、ミスに対するカバーが異なるのです。

念のため確認しますが、口頭試験では何を問われるのかご存知ですか?

1)受験者の業務経歴と業務の詳細を元に、あなたの応用能力
2)技術士としての適格性及び一般的知識

この2つです。
また、一般的知識の中には、技術士制度のことが入っています。
さらに、適正の中には、技術者倫理が入っています。
時間は20分で、最大10分の延長があります。
配点は、上の(1)の方が、60点。(2)は40点です。
つまり、業務の詳細に関するやり取りの方が配点は大きいのです。

そもそも、筆記試験、択一試験で知識に関しては散々その能力を問われています。
ですから、口頭試験では一般的知識をあまり重視しません。
また、口頭試験では、その人物の態度も重要です。
要するに、技術士に相応しいかどうかです。
「そんなこと、20分くらい話しただけで分るのか?」と質問されたこともあります。
それは、仕方がありません。
3時間くらい、酒でも飲み交わして、じっくり語り合えばその人の人物も伝わるかもしれませんが、試験ですからそれはできません。
そこは、割り切って試験に挑んで下さい。
とにかく、20分に集中して、あなたの能力とエンジニアとしての誠意を見せて下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。