手書きの重要性
Ⅲに関しては解答を書き写すところまでやって下さい、とお願いしました。
とは言え、全体の半分近い方はⅡ-1+Ⅱ-2では4枚の解答用紙を埋めることができませんでした。
もし、本番でそうなったら不合格です。
途中までどんなに良い解答でも完成していなければ、それはA評価の解答になり得ません。
試験では、解答用紙を手書きで記入します。
普段、パソコンだけで解答を作成していると、一日に7枚の解答用紙を書き続けることができません。
これは以外と落とし穴になっています。
もちろん、実際の試験では、気力と体力を振り絞り何とか書き上げるかもしれません。
私も平成23年に受けた時がそうでした。
しかし、手書きに慣れていなかったこともあり、後半は指が痛くなってきました。
また、腕が疲れて頭が腕と指のことを気にし出すのです。
本来は、問題を解答することに集中しなければなりません。
ですが、どうしても痛む指の方に意識が行ってしまいます。
さらに、解答に関して口頭試験で質問されることがあり得ますから、自分の解答を書き写す必要がある訳です。
それが、最後疲れてしまって「家に帰ってからでも何とかなる」と書き写すのを止めてしまいました。
もちろん、家である程度は再現できましたが、なにしろ書き写していませんから、不安です。
結局の所、23年は機械部門の筆記不合格でしたから、口頭試験を受けることはありませんでした。
このときの反省から、24年のときは徹底的に手書き対策を行いました。
3月頃から全ての解答を手書きで作成しています。
そのため、土曜日の総監試験で5枚の解答を全て書写し全部で10枚書いても腕は最後まで何でもありませんでした。
さらに、当時機械部門の筆記試験は択一無しで、論文が9枚の解答でした。
その9枚を書き切り、さらに9枚を写し取っても腕が痛むことはありませんでした。
二日で18枚の解答を書いたことになります。
合格を目指す皆さん、最後は体力勝負と言っても過言ではありません。
体調管理も重要ですが、腕の筋肉を鍛えることも忘れないで下さい。