エンジニアのコンピテンシー

コンピテンシーを覚えていますか?
技術士試験で何を問われるのかと言うことですからとても重要です。

2018/05/17

エンジニアのコンピテンシー

技術士会では過去にこのような資料を公開しています。
このたび、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について、
国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門職としての知識・能力」(プロフェッショナル・コンピテンシー、PC)を踏まえながら、
以下の通り、キーワードを挙げて示す。

これらは、別の表現で言えば、技術士であれば最低限備えるべき資質能力である。

専門的学識
・技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、
技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
・技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
問題解決
・業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、
調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
・複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、
それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、
複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。
マネジメント
・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性と
リスク対応に関する要求事項、成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る
要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、
人員・設備・金銭・情報等の資源 を配分すること。
評価
・業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価すること。
コミュニケーション
・業務履行上、口頭や文書等の方法の違いにかかわらず、雇用者、上司や同僚、
クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
・海外における業務に携わる際は、一定の語学力により業務上必要な意思疎通に加え、
現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
リーダーシップ
・業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
技術者倫理
・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、
社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努めること。
・業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。
「文部科学省 今後の技術士制度の在り方について」より引用
上記の能力が試験で問われます。
特に筆記試験では、専門知識(学識)、問題解決能力、マネジメント能力、評価能力です。
これが問われていることを意識して解答文章を考えるようにして下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。