2018/04/26
建設部門を受験する方は「国土交通白書」をご存知かと思います。
しかし、技術士を受験するならどの部門であっても白書は有効な参考書です。
白書(はくしょ)とは、日本の中央省庁の編集による刊行物のうち、政治社会経済の実態及び政府の施策の現状について国民に周知させることを主眼とするためにあります。
政府の施策についての現状分析と事後報告を中心とした公表資料です。
実際には、様々なデータが添付されていますが、その、統計、図表、法令などのデータ集は白書に含まれません。
広義においては前述の刊行物すべてが白書です。
しかし、狭義においては正式名称・通称に「白書」を含むものを指します。
厳密には「白書類」と総称される。
元々は英国において、内閣が議会に提出する公式報告書をその表紙の色からホワイトペーパー(White Paper)と通称していたことから
日本でもそれに倣って白書としました、
以下、技術士試験に役立つ白書をご紹介します。
ほぼ全て、インターネットでダウンロードできます、つまり無料です。
また、データは国の保証付きですから正確です。
詳細に読み込む必要はありません。
広く浅く読んで下さい。
実際の試験問題も白書から引いているものが多くあります。
毎年、どこかの部門では必ず、白書から問題文が出されています。
また、最新版から出題されることはありません。
今年の問題なら平成29年度版から出題されます。
また、図表が豊富でその使い方も上手く考えられていますから、解答の形式を考える際の参考にもなります。
おそらく、無料で手に入る資料でこれほど有効なものはないと思います。
スマートフォンでも読むことができます、通勤電車の中で読書に励むのも良いでしょう。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。