2018/03/22
キーワードは作成したら終わりではありません。
何度も読んで下さい、できれば音読がお勧めです。
音読することで読み難いところが見つかります。
そして読みにくいところイコール文章を修正すべき所です。
修正すべき箇所が見つかったらどんどん修正して下さい。
このキーワード解説を作る第一の目的は作文能力の向上です。
キーワードを覚え理解することも重要ですが、それは第二の目的です。
狙いは作文能力を上げるところにあるのですから、「あれ?」と思うところがあったら直ぐに修正して下さい。
まさにPDCAです。
エンジニアなら毎日業務で行っているはずです。
毎日4個のキーワード解説を書くとすると、50日で200個が完成します。
およそ7~8週間です。
あなたは8週間、200ワードを300文字で解説しました。
全部で60,000文字になります。600字詰め解答用紙100枚分です。
これだけ文章を書き続けると、気付かないうちに作文能力が向上しているはずです。
もう一つ、キーワード解説ですが一つのキーワードに対し視点を変えた解説文を作成するのもありです。
例えば、「〇〇方」と言う確立された手法に対し、概要を300文字。
メリットとデメリットを300文字。
今後の展望を300文字。これでもOKです。
特に重要キーワードはこのように作った方が良い場合も多いのです。
そして、今度は、キーワード解説文を上手くつなげて論文試験の過去問に挑戦してみて下さい。
10週間ありますから、最初の2週間は、解答用紙1枚で書く問題に挑戦して下さい。
一日1問が目標です。毎日行うことが重要です。
また、この段階になったらぜひ手書きで解答するのもありです。試験当日は手書きだからです。
手書きに慣れていないと、午後4時間で600字詰め
解答用紙7枚を書くことが困難になります。
この時期から手書きに慣れて、書くための筋肉を鍛えましょう。
それと、1枚の解答用紙600文字は、なるべく3~4のパラグラフの構成にして下さい。改行なしでびっしり書かれた解答では読む気になりません。
試験委員は、沢山の解答用紙を読んで疲れています。
文章の分かりやすさだけではなく、解答用紙の読みやすさにも注意すべきです。
解答用紙1枚の問題に慣れてきたら、次は2枚で解答する問題、3枚で解答する問題へと進んで下さい。
平成25年度に試験方法が変更になってから全ての部門で問題の構成が同じになりました。
1枚解答問題2問(4問から2問選択)、2枚解答問題1問(2問から1問選択)、3枚解答問題1問(2問から1問選択)の合計7枚という問題構成になっています。
技術士試験は、頻繁に内容が変更されますが、この問題構成は当分変わらないと思います。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。