平成29年度の口頭試験進行中-3
口頭試験が終った方からもメールがたくさん来ています。
- 「自信がありません」
- 「和やかに、上手く行った感じです」
- 「質問には全て答えられました」
- 「予想外の質問で頭が白くなりました」
- 「緊張で上手く答えられませんでした」
と色々です。
「安心して下さい」とは言えませんが、これまでの経験上当事者の感想は当てになりません。
終始和やかに終って「これなら合格だ!」と思っていたのに不合格という話は聴いています。
逆に最後まで厳しい質問ばかりで「ダメか!」と思っていたら合格だったと言う話も聴きます。
そもそも、和やか、厳しい、明るい雰囲気なんてその人の感じ方です。
長い解答をしない、自慢話をしないと言った基本的なことを守り、
倫理観が垣間見える態度を見せ、解答ができれば概ね合格です。
元々落ちる人の方がずっと少ない試験です、だいたい80%は受かるのです。
これから口頭試験の人も受かって当然のつもりで受験して下さい。
自信のなさは顔や態度に表れます。
ところで、試験が終ったらどうしますか?
これまで、何度も言い続けてきましたが、技術士はなった時点、登録した時点からがスタートです。
「科学技術の向上と国民経済の発展」と大上段に構える必要はありませんが、安全で持続可能な社会を創るために何ができるのかを考えて下さい。
CPDを登録するのは何のためですか?
登録にための登録にならないようにして下さい。
あなたの専門知識と応用能力を活かして下さい。
それが技術士の役目です。