簿記のQ&A
連結会計における子会社配当金の修正について質問です。 連結会…
連結会計における子会社配当金の修正について質問です。
連結会計の問題で例えば「前期に親会社P社は子会社S社の株式80%を取得した。」「当期に子会社S社が繰越利益剰余金を財源とする配当10,000千円を実施した。」とあると、修正仕訳は下のようになると思います。
借方:受取配当金8,000千円
借方:非支配株主持分2,000千円
/ 貸方:利益剰余金10,000千円
借方:受取配当金8,000千円 / 貸方:利益剰余金8,000千円 をする理由は感覚的にスッと理解できます。
質問したいのが、
借方:非支配株主持分2,000千円 / 貸方2,000千円 の修正仕訳の理由です。2点あります。
まず、借方のほうですが、子会社の配当実施により非支配株主持分が減少するため、借方:非支配株主持分とするのは理解できます。わからないのは「なぜこれをやる必要があるのか」です。
テキスト連結会計(1)4頁には『前略) 親子会社間の取引によるものは一切計上してはならない(後略』とあります。
非支配株主への配当は親子会社間の取引には当たらないと思えてしまいます。
なぜ借方:非支配株主持分の修正仕訳が必要なのでしょうか。
2点目は、貸方も勘定科目が利益剰余金となる理由です。
貸方:利益剰余金としているため、純資産を増やす修正になっていると思います。親会社の受取配当金に見合う貸方:利益剰余金は「配当により子会社単体純資産は減少したが連結ベースでは減少していないから修正仕訳により復元する」なんだろうな、と腹落ちする一方で、非支配株主への配当は連結外に流失しているので連結ベースでも純資産は減っています。こちらはなぜ増やす(戻す)のでしょうか。
試験対策としてはそれはそういうものだと暗記し臨みましたが背景を理解できずモヤモヤ感が残っておりあえて質問いたしました。
極めて基礎的な部分かと理解しており、大変恥ずかしい質問かと存じてしております。誠に恐れ入りますがどうぞよろしくお願い致します。
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