どうやれば動画講義だけでも添削と同じか、それ以上の効果を出せるか、徹底的に考えて従来の3倍の準備をしました。
私は、従来型の答案練習会では、模範答案や受験生が書いた優秀答案を取り上げて講義をしても、受験生の多くの方は、「どの論点を拾えばいいのか」や「論述の正確性」にばかりに意識が向いているように感じておりました。
また、答案添削においても、答案一枚に対してごく限られた時間でつけざるを得ないコメントでは、書き方を直すお手本を示すことが難しく、どこまで効果があるのか、疑問を禁じえませんでした。
そこで、この講座では、ひと工夫もふた工夫も趣向を凝らして、「模範答案」に加えて、講師書下ろしの「不合格答案」と詳細な「採点基準表」も用意しました。
「採点者の目」と「真似るべき書き方」を身につけ、
自己採点とその後の書き直しが効果的に行えるように。
講義では、「採点基準表」を使って採点ワークを一緒に体験していただくことで、「模範答案」と「不合格答案」について、内容の差ではなく、書き方の差(内容の差ではなく)に気づいていただき、答案を見る目が自然と身につくことを目指しています。
採点者の「答案を見る目」が身につけば、たとえ自己採点であったとしてもご自分の答案を客観的に採点・評価し、改善すべき書き方が分かるようになります。
そして、「優秀答案」の書き方を真似するようにご自分の答案を書き直してください。「学ぶ」とは「まねぶ」(真似る)から転じた言葉だという説もあります。
是非、様々な工夫を凝らした本講座で「合格答案の書き方」を効率よく学んでいただきたいと思います。