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【一級建築士】資格試験勉強の為の時間管理方法 5/5:学科試験直前期と製図試験のスケジュール管理をする
はじめに
今回は、一級建築士資格取得のための、学科試験直前期と製図試験のスケジュール管理についてお伝えしていきます。
あなたは、学科試験まであと少しというところまで来たところであたふたせずに落ち着いて過ごすことが出来るでしょうか?模試の結果が芳しくなかったり、試験直前期は落ち着かずあまり勉強も手につかない方が多いのではないでしょうか。
1年間近く続けてきた勉強の成果を発揮する試験がすぐに迫った状態で落ち着いていられる方はなかなかいないとは思います。
しかし、やることをあらかじめ決めて、それを実行するだけの状態にしておけば落ち着いて対処できるはずです。資格勉強における直前期のスケジュール管理は試験を左右する重要な最期の仕上げです。
私は資格勉強における直前期のスケジュール管理において一番大切なのは前もって準備したことをこなすだけの状態にしておく事であると考えています。これから月に100時間以上の残業をこなしながら、学科、製図試験初年度一発合格した筆者が実践していた直前期のスケジュール、またその後の製図試験のスケジュール管理方法をお伝えしていきます。
今回を含め、5つの記事を読んで実践していくことで、一級建築士試験の合格がぐっと近づいていくはずです。
第1回 – スケジュールを立てるために必要な勉強時間を理解する
第2回 – 一週間のスケジュールを立てて管理する
第3回 – スケジュールを成り立たせるためのアイデア
第4回 – 長期のスケジュールを立てて管理する
第5回 – 学科試験直前期と製図試験のスケジュール管理 ⇦今回
今回の記事である第5回を読むと、
- 学科直前期のおすすめスケジュール
- 学科直前期のマインドセット
- 製図試験のスケジュール管理
の三つが分かるようになっています。
ぜひ圧倒的なスケジュール管理の方法を理解、実行し合格を掴みましょう。
学科直前期のおすすめスケジュールとマインドセット
最後の模試が終わる6月、本試験一か月前くらいからは今までやってきたことの総まとめの時期です。勉強の習慣はもちろんついている時期ですので、物理的な時間を増やす努力をしましょう。具体的には、残業を減らしたり、有休休暇を申請する、家族に相談して時間を確保する等です。
今までやってきたことや、何度も間違えてしまう問題なんかをまとめた紙を用意し、試験1週間前から試験会場で直前まで使える素材づくりをしておいてください。1週間前はこれだけをやればいいというモノを事前に作り上げ、考える暇もなくそれをこなすだけの状態にしておくのです。
また、試験1週間前は、いつもより多めに眠ることが出来るようにスケジュールを組んで、頭と体を休めるようにしてください。この時期は”自分がやってきたことが正しかったのか” ”試験はうまく行くのか”等、考えてしまいナーバスになりやすい時期でもあります。
そのため、そうなる前にやることを決めてそれを淡々とこなうことのできる状況をつくることは何よりも重要です。
試験前日は可能であれば休日として、午前中は最終仕上げの勉強をし、午後からはリラックスをしてください。筆者は、日帰り温泉に行き、マッサージをして体を休めてしっかりと寝て本番に備えました。 当日は体も気力も充実した状態で試験に臨むことが出来るでしょう。
製図試験のスケジュール管理
学科試験を突破した後の製図試験では、学科試験で身に着けたスケジュール管理術の応用で対応が出来ます。学科試験が終わってから製図試験までは約三か月しかありませんので短期決戦です。長期スケジュールを立てるといっても、短期スケジュールの積み重ねでいっぱいいっぱいになると思います。
場所を選ばずに行うことのできる製図のための知識の暗記、エスキスなどは隙間時間に
実際の製図はどうしても腰を据えてまとまった時間が必要だと思われがちですが、どうしてもまとまった時間が取れない場合は、製図の過程をセクションごとに分けて反復練習をすると効果的です。
例えば柱まで書く、点景のみ書く等の課題を時間を決めて書く等して平日の隙間時間にやっていくのもスケジュール管理術の一つです。
スタディングの建築士講座は場所を選ばず勉強できるので時間がない製図試験の勉強においてもおすすめです。
この時期は本当に時間がいくらあっても足りません。当然周りの協力も必要になってきますので、休みを取らせてもらったりしてどうにか時間を捻出していきましょう。
悩んだときはなぜ一級建築士資格が必要なのか、再確認すること
一級建築士の資格はよく「足の裏の米粒」などと呼ばれ、取れないと気持ち悪く、取れてもあまり役には立たないなどと言われています。しかし私の経験上はそんなことはありませんでした。
実際私のまわりではお勤めの方であれば、持っていないと昇進が出来ないなどの問題が起きていたり、反対に持っている方はすぐに転職が決まったりとメリットが大きいと感じる場面が多々あります。そして私自身も今現在も一級建築士の資格に助けられています。
現在私は30代のフリーランス建築士です。
日本では建築設計事務所で建築意匠設計者などをしていましたが、その後は海外で日系施工会社での施工管理の仕事などをしています。
このように、自由に生きていくことが出来ているのも一級建築士資格のおかげであると思っています。読者の皆様もぜひ自分の思い描く将来につながるように合格を目指して頑張りましょう。