1次試験の勉強で関連性の高い2次試験分野の学習もすること

今回は、こちらのリンクで紹介しました【中小企業診断士に短期間で合格するための学習法4つのポイント】の1次試験の勉強で関連性の高い2次試験分野の学習もすることについて詳しくご説明をしていきたいと思います。今回は【1次試験の勉強で関連性の高い2次試験分野の学習もすること】の中の【得意・不得意科目で狙う得点の考え方】についてご紹介してまいります。

人それぞれ得手不得手が違う

これまでのキャリアで経理の経験がある人、生産管理の経験がある人、それぞれキャリアが違いますので、
自然とそれぞれ得手不得手が生まれてくることかと思います。

今回は苦手科目に対する取り組み方得意科目に対する取り組み方についてご紹介していきます。

不得意科目・得意科目の学習時間の戦略的利用方法

1.不得意科目でも40点未満を取らないことを最優先する
40点未満が1科目でもあると不合格になってしまうため、
少し余裕をもって、不得意科目では50点台を狙いとする。
2.得意科目は70点台を目標とする
それ以上を目指しても、時間ばかりかかってしまい非効率。
得意科目でも学習時間をかけすぎないことが大切。
3.それ以外の科目は60点台を目標とする
全体で6割の点数を取れれば合格なので、
通常の科目は60点を超えるようにする。

2次試験と関係性の高い科目+得手・不得手科目の優先順位を組み合わせた学習戦略例

ここまでで得意科目と苦手科目の学習時間の使い方のご紹介をさせていただきました。ここからはさらに、<リンク>でご紹介した、2次試験との関わりの深さでの優先順位を含め、具体的な学習戦略の例をご紹介したいと思います。例えば、情報システムが得意で経済学が苦手であるとした場合、

▼70 点台を目標にする科目
・企業経営理論 (2次と深い関連)
・財務・会計 (2次と深い関連)
・運営管理 (2次と深い関連)
・経営情報システム (得意科目)

▼60 点台を目標にする科目
・中小企業経営
・中小企業政策
・経営法務

▼50 点台を目標にする科目
・経済学
・経済政策(苦手科目)

この通り得点が獲得できれば(上記の3つがそれぞれ70点、60点、50点)、合計で 450 点となり、基準の420点をある程度余裕を持って超えることができます。

この様に得意・苦手科目の学習時間の使い方を理解し、戦略立てて学習できれば短期間で合格が目指せるようになります。

次回予告:【試験当日会場でのあるべき姿】

次回は【効率的な学習方法・学習ツールを使う】
【試験当日会場でのあるべき姿】についてご紹介します。