第3回 計画倒れにさせない工夫をしよう

今回は、一級建築士資格取得のための、スケジュールを計画倒れにさせない工夫についてお伝えしていきます。

あなたは、自分で立てた一週間の勉強スケジュールを実際に実行して成り立たせることができますか?

仮に一週間のスケジュールをしっかりと立てても、仕事上の急な対応や、出張、家族の都合なんかで着実に実行することが出来ない方が多いのではないでしょうか。

建築業界で働いていると業務上のトラブルはつきもので、急な予定変更は日常茶飯事です。
そのためなかなか勉強時間を確保していくのが難しいです。

そうなってくるとそもそもスケジュールの立て方が悪かったのでは?という考えに至ってくると思います。誰しもスケジュールを立てて実行するのは試行錯誤の連続です。

私は勉強においてのスケジュール管理において一番大切なのはいかに自分の生活、仕事のスタイルとあった勉強方法を見つけ、実行することが出来るかという事だと考えています。

これから月に100時間以上の残業をこなしながら、学科、製図試験初年度一発合格した筆者が実践していたスケジュールを計画倒れにさせないためのアイデアをお伝えしていきます。

今回を含め、5つの記事を読んで実践していくことで、一級建築士試験の合格がぐっと近づいていくはずです。

第1回 – スケジュールを立てるために必要な勉強時間を理解する
第2回 – 一週間のスケジュールを立てて管理する
第3回 – スケジュールを成り立たせるためのアイデア ⇦今回
第4回 – 長期のスケジュールを立てて管理する 
第5回 – 学科試験直前期と製図試験のスケジュール管理

今回の記事である第3回を読むと、

  1. 私が実践していた時間をつくる方法
  2. つくった時間をどうやって使うか
  3. 勉強を日常の中に溶け込ませるアイデア

の三つが分かるようになっています。

ぜひ圧倒的なスケジュール管理の方法を理解、実行し合格を掴みましょう。

筆者が実践していた勉強時間の確保方法

日中に勉強できる時間をセクションに分けておく

筆者が学科、製図試験を初年度で一発合格できた理由は、朝家を出てから夜家の敷居を跨ぐまでにその日のすべての勉強ノルマを終わらせていたという事が大きいと考えています。

実際家を出てからの隙間時間を利用すると私が組み立てた一日2.5コマ(2.5時間)は案外すぐに消化できてしまいます

ブラック寸前、建築設計事務所に勤めていた筆者がベースとしていた勉強時間は以下の通りです。

  1. 07:45 – 08:15 出勤時間中のバスで0.5コマ
  2. 08:30 – 09:00 始業時間前、デスクでの0.5コマ
  3. 12:30 – 13:00 昼食後、デスクでの0.5コマ
  4. 18:00 – 19:00 就業時間後、残業前に会議室での1.0コマ

このように勉強時間を4つのセクションに分けてスケジュールを立てて、予定が入った際は動かしながら対応をしていました。

朝から日中のセクションを細切れにすることで、仮に何らかの予定で1セクションが飛んでしまったとしても夜にリカバーが効くという状態にしておく事が出来ます。このそれぞれのセッションについて意識していたことを次の項目で説明していきます。

各セクションの時間の使い方

1.出勤時間中のバスで0.5コマ

仕事をしている方であれば出勤時間は格好の勉強時間です。このセクションでは、暗記物であれば計画や施工の用語をまとめた自作の単語カードや、一級建築士の問題をまとめたスマホのアプリケーション等を使って勉強します。

2.始業時間前、デスクでの0.5コマ

出勤後、始業時間前までの一番頭のスッキリしている時間帯です。このセクションでは、計算などを伴う頭の使う分野(筆者の場合、構造と環境)に取り組みます

3.昼食後、デスクでの0.5コマ

昼食後おなかがいっぱいの少し眠い時間帯です。このセクションでは、あまり頭の使うことのない法規で法令集を引くなどの反復練習、また前日に間違えたものを単語カードにまとめる作業等を行います

4.就業時間後、残業前に会議室での1.0コマ

ブラック寸前建築設計事務所では残業が常態化していたので、私は思い切って就業時間後に会議室を借りて毎日こもって勉強をしていました。会議室が開いていない場合には夕食に出て、定食屋での待ち時間、及び夕食後にテーブルを使い勉強をします。

このセクションではまとまった時間が確保できるため、資格学校の宿題や自主的に行う過去問に取り組みます。また、日中に流れてしまった勉強時間はこのセッションでリカバーをします

18時に終業したとしても、勉強して夕食を取って20時にデスクに戻り、まだ働くことができます。もしくは、残業がないとしても会議室を借りて、勉強してから帰ったり、飲み会へ行くこともできます。

もちろん会議室を借りるのにも会社の協力が必要ですので事前に話しておく事が大切です。

そして、この機会に会社の人や友人、ご家族には一級建築士の資格に挑戦するという事を事前に知らせておくことが大事です。 知らせることで、飲み会へ遅れて参加したり、昼食の時間を早く切り上げたり、そういった細かいことに関して寛容になってくれる雰囲気を自分からつくりだすことが出来るからです。建築業界の年配の方は資格試験に時間を費やしたことのある方がほとんどだと思います。周りを味方につけてぜひ資格試験突破を目指しましょう。

勉強を日常の中に溶け込ませるアイデア

筆者が実践していた方法はいわゆる”スキマ時間を有効活用する”方法です。しかし、スキマ時間を有効活用するには多少の工夫が必要です。電車の中や、ちょっとした待ち時間、仕事中の空き時間に私が有効だと感じていた隙間時間活用アイデアがいくつかありました。

  1. 単語カードに覚えなければならない用語を書いておき、ポケットに忍ばせる
  2. パソコンのモニターに付箋で覚えなければならない用語を張っておく
  3. スマホのアプリケーションでちょっとしたたとえ1分でも待ち時間に勉強する

とくに3番のスマホアプリは最近ですと、スタディングの建築士講座が良いのではないかと思いますコンセプト的にも”スキマ時間で建築士になる”なので、勉強を日常の中に溶け込ませるには最適ですのでチェックしてみて下さい。 他にも、毎朝パソコンやタブレットのトップ画面をスキャンしたノートに変えて待ち時間等に覚えたり、トイレのドアの内側に単語カードを張り付けたりいろいろな事を試しましたが、けっきょくこの3つが一番効果があったと思います。

さて、今回までで、一級建築士資格取得の要である一週間の勉強スケジュールを立てて実行することが出来るようになりました。次回第4回は、長期スケジュールを立てるための方法をお伝えしていきます。