第2回 一週間のスケジュールを管理する

今回は、一級建築士資格取得のための、一週間のスケジュールの立て方及び管理方法についてお伝えしていきます。

あなたは、一週間の勉強スケジュールをしっかりと立てて、それを着実に実行することが出来ますか?

仮に一週間のスケジュールをしっかりと立てても、仕事上の急な対応や、出張、家族の都合なんかで着実に実行することが出来ない方が多いのではないでしょうか。

建築業界で働いていると業務上のトラブルはつきもので、急な予定変更は日常茶飯事です。そのためなかなか勉強時間を確保していくのが難しいです。

しかし、一週間だけでも勉強のスケジュール管理をしっかりとこなすことが出来るとしたらどうでしょうか。

私は勉強におけるスケジュール管理において一番大切なのは一週間のスケジュールを立て、それを実践していくことであると考えます。

これから月に100時間以上の残業をこなしながら、学科、製図試験初年度一発合格した筆者が実践していた一週間のスケジュール管理方法をお伝えしていきます。

今回を含め、5つの記事を読んで実践していくことで、一級建築士試験の合格がぐっと近づいていくはずです。

第1回 – スケジュールを立てるために必要な勉強時間を理解する
第2回 – 一週間のスケジュールを立てて管理する ⇦今回
第3回 – スケジュールを成り立たせるためのアイデア
第4回 – 長期のスケジュールを立てて管理する
第5回 – 学科試験直前期と製図試験のスケジュール管理

今回の記事である第2回を読むと、

  1. 勉強時間をどのように日常生活に落とし込んでいくか(筆者おすすめの時間配分)
  2. 一週間の勉強時間のスケジュールの具体的な作り方
  3. スケジュールを実行するためのマインドセット

の三つが段階的に理解できるようになっています。
ぜひ圧倒的なスケジュール管理の方法を理解、実行し合格を掴みましょう。

「週19時間の勉強時間をどのように自分の日常生活に落とし込んでいくか」を考える

第1回では一級建築士合格に必要な勉強時間の目安を知ることが出来ました
第2回ではこの時間をいかに自分の生活に落とし込んでいくかという話をしていきます。

まずは下記に筆者が初めに立てて実践をした時間配分をお見せしていきます。
ブラック寸前、建築設計事務所に勤めていた筆者の場合
 【平日】 2.5時間×5日=12.5時間
 【土日】 3.25時間×2日=6.5時間
これは第1回の記事に書いたパターン3の平日コツコツタイプです。

この配分にしたのには3つの理由がありました。

  1. 休日は疲れた頭と体を癒したい
  2. 土日のいずれかに6.5時間勉強すれば他一日は遊びに行くことが出来る
  3. 平日に遅れが生じた場合、休日にそれをカバーすることが出来る

実際に一週間、一か月と続けていくとルーティーン化することが出来るのでさほどつらいと感じることは少ないです。

ご自身の働き方に合わせてアレンジしていただきたいですが、物理的にこれくらいの時間配分が生活への負担が少ないベストなバランスなのではないかと筆者は考えています。

スケジュールの立て方とポイント

スケジュールを実際にどのように計画していくか。

それはずばり、1コマを60分として一日2.5コマ、一週間で19コマをどのように消化していくかゲームのように勉強していくという方法です。

例えば

一日2.5コマであれば
起床後通勤前 1コマ
通勤中に 0.5コマ
昼食後に 0.5コマ
夕食後に 0.5コマ
といった具合で日常の生活に組み込んでいきます。

それらを自分が普段使っている手帳やアプリケーションに入力、もしくはスケジュール管理用のノートをつくり、そこに書き込んでいきます

ちなみに筆者はスケジュール管理用専用のB4スケジュール帳を使い一週間単位で書き込み管理をしていました。
集計等も週ごとに確認していくので、手帳であれば1週間で1ページのものがおすすめです。

スケジュールの書き込み、または入力の手順

  1. 勉強できない日を把握 (仕事や旅行、資格学校、模試などの日)
  2. やるべき事を書き出し、それぞれに必要なコマ数を振り19コマをつくる
  3. つくったコマをスケジュールに入れ込んでいく

手順になります。

書き込み、または入力の際に気をつけたいこと

  1. 計画と結果がどちらも可視化されること
  2. 毎日消化したコマ数を確認すること
  3. 日曜日の夜にコマ数の集計をし、次週の計画を立てること

この3つを守って計画、及び実行をしていけると、スムーズに管理していくことが可能です。

スケジュールを立てるときは①休日に詰め込みすぎないこと・計画段階では1-2コマ余力を残すようにすること。

実際にこの方法で勉強を進めてみると、5日間ある平日でいかに勉強時間を確保していくかということ、2日間の休日に勉強時間を詰め込みすぎず、余力を残すことが大事であると実感としてわかってくると思います。

どうしてもモチベーションが保てない日や体調が優れない日、出張等はあるので、平日出来なかった分は休日に繰り越し、一週間単位で19時間を必ず確保できるように設定してください。

そして、計画段階では予定を詰め込みすぎずに、毎日常に1-2コマ分程度の余力を持った状態にしておく事が重要です。

さて、ここまでで1週間ごとのスケジュールの立て方、管理方法お伝えしてきました。

第3回ではスケジュールを成り立たせるためのアイデアについてお伝えしていければと思います。