参考書の購入が大きくリード。通学型資格講座とオンライン資格講座の利用率はどの年代もほぼ同程度

資格取得エクスプレスが社労士資格を保有している人に行なったアンケート調査によると、社労士資格を取得するにあたっては、77.5%の人が参考書を購入、55.5%の人が通学型資格講座を受講、50.5%の人がオンライン資格講座を受講したことがわかりました。
資格講座を利用しなかった人の理由としては「費用の問題」「仕事との時間の都合上独学しかできなかった」「自分のペースで学習できる」「何度も学習できる」と言った声が聞かれ、仕事との時間の兼ね合いや費用面で独学を選ばざるを得ないという声も多く聞かれました。
また「自分のペースで学習できる」「何度も学習できる」というのは通学型では実現できない利点かと思います。
一方で、「解らないことを質問できる人がいない」「法律の改正や判例の情報が入りにくかった」「通勤電車では参考書を広げることができない」「十分学習ができているかがわからず不安」「モチベーションの維持が難しい」と言った、独学ならではの課題感も見えてきました。

通学型講座を選んだ人の理由と良かった点・良くなかった点

通学型資格講座を選んだ人の理由としては、「効率よく学べる」「独学では限界を感じた」など学習の効率面を挙げる人や「半強制的に学習する機会を作れるから」「やる気がある人達が集まっており、自分でやるよりも勉強に力が入ったから」と言ったモチベーションの面を挙げる人も多くいました。
また実際に利用してみてよかったと感じたことについては「質問以外のことも派生的に教えてもらえる」「お金をかけているので諦めないで頑張れた」「確実に理解ができた」「辛いときも仲間がいた」「学習の意欲の維持と進め方がわかった」などが挙げられていました。
逆に良くなかったこととしては「時間が拘束される」「お金がかかる」「なにかの都合で講座を受講できなかったときのキャッチアップが大変だった」などが挙げられていました。

オンライン講座を選んだ人の理由と良かった点・良くなかった点

またオンライン資格講座を選んだ人の理由としては「仕事との兼ね合いで通学ができなかったから」「パソコンでどこでも勉強できるから」「自分の好きなときに勉強できる」「コストパフォーマンスがいい」と言った声が挙げられていました。実際にオンライン資格講座を受けてよかったこととしては「好きなときに勉強できた」「空き時間を効率よく使えた」「繰り返し学習に取り組めた」と言った声が挙げられていました。逆に良くなかったところとしては「怠ける」「強いて言えば繰り返し学習も同じ問題を繰り返すことになるので新しい問題があればよかった」と言った声が挙げられていました。しかし、「(良くなかったところは)特になし」と言う回答も多くありオンラインでの学習もしっかり満足できるものと感じている方が多いようです。

通学型資格講座・オンライン資格講座は20~40歳代までは参考書購入と遜色ない利用率

全体としての結果を見ると参考書を購入した人が多いように見えますが、20~40歳代で絞ってみると遜色ないように見えてきます。特にオンライン通信講座はスマートフォンなどのデバイスが進化し、オンラインでの受講がより容易になってきたことから利用者が増えてきていると考えられます。これは近年のデジタル化のトレンドと一致しているのではないかと思います。
特にスタディングは通学やテキストの持ち運びをする必要がなく、いつでもどこでも受講でき、価格もリーズナブルであるのが特徴で、

通学や独学のデメリットをうまくカバーしているより効率的な学習方法となっています。

これから社会保険労務士の資格取得に向けた準備をされる方はぜひ、オンライン資格講座もご検討してみてください。