学習法は参考書が多数も、年齢で選択傾向が異なる

調査結果概要

資格取得エクスプレスの調査をまとめると、行政書士資格取得者の学習法は以下の通りです。

  • 参考書購入:81.6%
  • 通学型資格講座:50.0%
  • オンライン資格講座:38.6%

参考書学習を選んだ理由

  • 公務員試験など他の資格試験経験があり、参考書だけで合格できそうだった
  • 自分のペースで勉強できる
  • 合格率が高く独学で合格できそうだった
  • お金をかけたくなかった

※参考書のみで合格した人は、公務員試験や他の資格試験の受験経験者であった声もあるため、初学者の方は、通学型やオンライン講座など、講師のサポートが受けられる学習法も併せて検討するといいでしょう。

通学型資格講座を選んだ理由

  • ノウハウがある方が安心
  • 講師に質問ができる
  • 半強制的に学習時間が取れる

通学型資格講座の最大のメリットは、学習方法が明確になり、過去問の不明点を講師に直接質問できる点です。また、適度な緊張感のある環境で学習でき、同じ目標を持つ受講生との交流が刺激となり、「絶対に合格する」という覚悟と後戻りできない状況を作れます。

一方デメリットとしては、講師の質にばらつきがあることや、通学による疲労、往復時間のロスが挙げられ、移動が必要な点が大きなネックとなっているようです。

オンライン資格講座を選んだ理由

  • スキマ時間に学習ができる
  • やりたいときにできる
  • 便利で使いやすい

オンライン資格講座は、スキマ時間を活用して自分のペースで学習できる点が最大の魅力です。受講者からは「わかりやすい」「便利で使いやすい」「法律に詳しくなれた」といったポジティブな意見が多く、通学の負担がない利便性が高く評価されています。

デメリットについては「特になし」という回答が圧倒的多数でしたが、一部から「サボってしまう」という声があり、自己管理能力が求められる学習法と言えるでしょう。

30~50歳代では資格講座の利用率が上がる

参考書を中心に学習する人が多いという結果が出ましたが、年代別に集計をすると、30~50歳代ではその差は大幅に縮小していることがわかりました。

この様にオンライン資格講座の利用者像はスマートフォンなどのデバイスが進化し、オンラインでの受講がより容易になってきたことで受講者が増えてきている近年のトレンドです。

このトレンドから近年に資格を取得した年代の人達に絞ってみると学習方法は参考書だけでよし、とは言いにくいと思います。

特にスタディングは通学やテキストの持ち運びをする必要がなく、 いつでもどこでも受講でき、価格もリーズナブルなので、メリットは非常に大きいと思います。

行政書士資格取得にあたっては 参考書を使っている人うち48%の人は資格講座も受講している

今回の調査より、参考書だけで価格を抑えて行政書士試験を突破しようとしている方が多いことがわかりました。ただし、81.6%の参考書を買った人のうち、48%の人は資格講座も併用しています。この全体的な調査結果だけで「参考書だけで挑戦しよう」と決めるのではなく、自分に合った学習方法をしっかり選んで学習を進めていただければと思います。