FPの知識はお金もうけにつながるのでしょうか?別に記事で、まずはFPを学ぶのは「自衛のため」という活用方法をご提案させていただきました。「なんだ、お金が増えないならつまらないな」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。ですから今回は「FPを学んだことでお金につながるというのはどういうケースが考えられるのか?」ということを検証していきたいと思います。なお、当たり前ですがFPのテキストに「こうすれば必ずもうかるよ!」というようなお金のもうけ方は、残念ながら書いてありません。もしそんなものが書いてあるのなら、筆者が実践していて、すでにお金持ちになっているはずですから…。

知らない事には気づけない

「抜け感、レイヤー、プチプラ、グリッター、ホロ、ティント効果、マットエフェクト」

いきなり壊れたわけではありません。この並んだ用語の意味がお分かりの方、いらっしゃいますか?女性ファッションに興味のあるかたでしたら、お分かりでしょう。ちなみに、筆者はまったくわかりません。まったくわからないものを羅列する為に、今、女性ファッションについて調べたような状況です。この上記のファッション用語の羅列から、私はなに一つの情報も読み取れませんし、おそらく注意されなければスルーしてしまうでしょう。ストレスすら感じます。一方でわかった方にとっては、なにが書いてあるのかはもちろんのこと、自分に関係があるものなのかも瞬時に判断されたことでしょう。中身を見なくても特集の意味や記事の大まかな内容、さらにはファッションのトレンドまで予測できたかもしれません。すると、日常の新聞やニュースにおいてもこれと同じことが起きているのではないでしょうか?「判断や気づきの違いで、損得が分かれている可能性があるかもしれない」という考えが頭をよぎり、筆者は恐怖を感じました。自分のお金に関する大事な情報なのに、「知らないことはないもの」としてスルーしているのではないか…。 今回FPの知識を検証していて気づいた一番大きなことです。

日常の気づきのレベルが飛躍的に高めるためのFP

日常で、ゆっくり新聞を読む、スマホのニュース面で金融について自分に関係ありそうな情報をさがすという時間を取れる方はきっと少ないことでしょう。筆者も新聞を定期購読していますが、全部に目を通すわけにはいかないのが現状です。ただ、そんな忙しいあなたも金融のちょっとした知識があり、反応できるようになっておけばどうなると思いますか?必要な時に必要な情報に触れると「そういえばあれ、興味あったんだ」とそのニュースだけ効率よく拾うことも可能になるかもしれません。例えば、新聞紙面に踊る下記のような単語。あなたの反応速度はいかがでしょうか?

「NISA 確定拠出年金 サムライ債 政策金利 ETF」

どれも日常的に経済紙で飛び交っている単語であり、過去に出題されたFP3級の試験範囲の内容でもあります。FP3級の知識が頭に入っていれば、これらの用語が出てきたときに自分が損するのか得するのかというのが時間をかけずに判断できるようになります。また、必要な情報を自身で取りにけるようになることもあるでしょう。だからと言って、ものすごく知っている必要はないと思うんです。 気づいたのであれば、手元のスマホで検索する、あるいは知ってそうな友人に聞く、たくさん開催されているマネーセミナーに行ってみるなど可能性や選択肢はいくらでも広げられます。

まとめ

こうしてみると、やっぱり、気づかないって怖くないですか?ひょっとしたら、筆者も女性のファッションの変化に気づかず、大変なことになっていたのかもしれません。気づかないまま終われれば幸せでいいのですが、「気付かなくてお金が減っている」というのは金融がファッションより怖いところだと感じます。どんな学びでも「絶対に儲かります」なんてものはないですし、絶対に儲かるなんで話がそのへんに転がっているわけではありません。やはり、自分なり、あなたなりの活用方法があってこそ、あなたにメリットが出てくるものだと考えています。そんな活用方法のひとつ。気づきのレベルを上げて情報が勝手に向こうからくるようになるための学び方をご提案差し上げました。そうやって、情報を1日1日積み上げていくことが、結局はお金の知識を増やす近道なのかもしれませんね。数日間だけトレーニングするより、毎日少しずつ健康を意識する方が長い目で見て健康的な生活が送れる。つまり金銭的に健康な生活を送るというのも、これとおなじことなのかもしれません。と、なかなか筋トレが続かないメンタルの弱い筆者が強く思った次第です。あなたはどうお思いでしょうか?