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【行政書士試験】社会人独学合格で苦労したこととその解決法!
行政書士試験を目指そうか悩んでいる社会人の方へ
皆さんはこれから行政書士試験を目指そうか悩んでいませんか?
私自身、社会人として独学で4年かけて行政書士試験に合格した身ですが、本当に挑戦してよかったと思っています。
そんなの合格した後だから言えるんでしょ、とか、何年も働きながら勉強を続けるなんて自分には無理、と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに私も挑戦することを決意した時は勇気と覚悟がいりましたし、4年間とても苦労しました。ただ、今になって思うのは、4年間も時間をかけずにもっと効率的な勉強法をとっていれば楽に合格できたと思うことがたくさんあるということです。
以下の内容が行政書士の受験を考えている皆さんの参考になれば幸いです。
行政書士試験の概要
行政書士試験は試験時間3時間で60問あり、300点満点中180点以上が合格です。
試験科目は基礎法学、憲法、行政法、民法、商法、一般知識です。
配点は基礎法学8点、憲法28点、行政法112点、民法76点、商法20点、一般知識56点。
一般知識は足切りがあり、56点中24点以上でなければ法令科目の採点をしてもらえません。
そして、行政法で1問、民法で2問、40字程度の記述式の問題が出ます。
配点は1問20点で、60点分が記述式の問題です。他はマーク式の問題です。
試験は11月上旬の日曜日で年1回。
受験者数は4万人程度でその内10%程度が合格する国家試験になります。
独学でぶつかった勉強の壁
行政書士試験の勉強を開始した当初、市販の参考書と過去問集を買い、ひたすら読み進め、繰り返し過去問を解いていました。参考書を繰り返し読んで過去問を解いていれば正解率も上がってきます。
しかし、本番で初めて見る問題は解けないのです。当時は自分の知識が足りないからだと思い、また参考書を読み込んだり、問題集を解いたりしていました。すると少しは点数が伸びますが、合格点には遠く及びません。私はこれを何年も繰り返していました。
なぜこのような状態になってしまったかというと、勉強法に問題があったからです。それは例えるなら、木でいう枝葉の部分にばかり気を取られ、根と幹の部分をおろそかにしていたということです。
木の根や幹に当たる部分というのは、行政書士試験においての条文の暗記と法的思考力です。ここでいう法的思考力というのは、法的三段論法、簡単に言うと、具体的な事案を法律的に解釈する力、ということです。
試験本番では、初見の問題に対して、条文をもとにした法的思考力を駆使して結論を導きます。なので、条文の暗記と法的思考力がしっかりしていないと、「問題集で解いた似た問題の答えがこうだったから多分この問題の答えも同じだ」といったようなあやふやな解答の仕方になってしまいます。
これではいくら参考書や問題集を繰り返して枝葉の知識を身に付けても点数は伸びません。
そのことに気づいてから飛躍的に成績が伸びました。 そして、メリハリの問題もありました。行政書士試験には狙われやすい分野と狙われにくい分野があります。
昔は狙われていたけど今は狙われない、という分野もあります。行政書士試験は情報戦です。独学の私はこの点でも後れを取っていたと思います。
正しい勉強法とは?
では、これらの問題を解決するにはどのような勉強法をとればよいのでしょうか。
まず、条文の暗記の方法についてですが、参考書を読んでいて条文数が明示されていたら、その度に六法を引くとことです。この手間を惜しまずに続けて習慣化してしまいます。そして、1単元の勉強が終わったら該当する条文をまとめて読み込むと記憶にも残りやすいです。
例えば、行政手続法についての参考書の読み込みが終わったら行政手続法の条文を全部まとめて読むといった感じです。特に行政法は条文知識だけで解ける問題がたくさんあります。なので条文知識は必ず身に付けてください。
次に、法的思考力については、自分の頭で考えることでしか身につけることができません。具体的にどうすればいいかというと、
- 教科書や六法を引きながらでもいいから時間をかけて問題を解いてみる
- 解答解説を読んでどの思考プロセスが足りなかったか理解する
- 何日かたったら教科書や六法を見ずに問題を解いてみる(解けなければ①にもどる)
- 同じ分野の問題を自力で解いてみる(解けなければ①から始める)
このサイクルを繰り返すことで法的思考力が身に付きます。
最後にメリハリの問題についてですが、自分でネット等で情報収集することでもある程度は対策を立てることができます。
しかし、絶対に短期合格したい、最新の情報を基に逐次メリハリをつけてもらいながら効率的に学習したい、という方はオンラインの通信講座を見てみるのもいいかもしれません。
オンラインの通信講座
社会人のみなさんが行政書士試験に挑戦するにあたって懸念していることは、おそらく次のような内容だと思います。
- 仕事や家事が忙しいのに勉強する時間が作れるだろうか
- 高い授業料を払って予備校とかに通わないと受からないんじゃないか
- 行政書士試験は難しいから自分には無理なんじゃないか
- そもそも勉強が続けられるだろうか
これらの不安はオンラインの通信講座が解消してくれるのではないでしょうか。
予備校等の通学スタイルだと、どうしても時間的な拘束がありますが、オンラインの通信講座はスマホでも見れるので場所を選ばず、どこでも学習できます。
電車に乗っている時や仕事の休憩時間、待ち合わせの待ち時間等のすきま時間に講義を聴いて勉強することができます。
短期合格するにはやはりプロから教わることが必要です。プロの講師から教わることで効率的に必要なことだけを学習することができます。