いわゆる“キャリア官僚”と呼ばれる『国家公務員 総合職』は国家公務員職員全体の3分の1弱を占めております。試験は「院卒者試験」と「大卒程度試験」の2種類があります。今回は、国家公務員総合職の職務内容に加え、採用試験の受験資格・日程・科目、さらには給与に関する情報をお伝えします。

職務内容

人事院は、国家公務員総合職試験を「政策の企画および立案または調査および研究に関する事務をその職務とする係員の採用試験」と定義しています。つまり、キャリア官僚というのは政府の政策を企画立案し、実行のためのリサーチや情報収集、統計に関する事務を任された、政策のエキスパートです。

具体的な職務内容は、各省庁により異なります。たとえば政府の裏方的存在である内閣官房の任務は閣議事項の整理や閣議にかかる重要事項の企画立案、または行政各部の調整、内閣の重要政策に関する情報の収集・調査などです。内閣官房や内閣府、人事院、各省庁がそれぞれ担当の政策を受け持ち、政策内容に応じた職務を遂行します。

受験資格

以下は、令和元年度国家公務員総合職試験の受験資格の内容です。

院卒者試験(法務区分のぞく)

平成元年年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
(1) 大学院修士課程又は専門職大学院の課程を修了した者及び2020年3月までに大学院修士課程又は専門職大学院の課程を修了する見込みの者
(2) 人事院が(1)に掲げる者と同等の資格があると認める者

年齢は30歳まで。基本的に大学院の修士課程を修了した学識ある方が対象です。

院卒者試験(法務区分)

平成元年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
(1) 法科大学院の課程を修了した者であって司法試験に合格したもの又は司法試験法及び裁判所法の一部を改正する法律(平成14年法律第138号)附則第10条の規定により同法附則第6条第2項に規定する新司法試験に合格した者とみなされた者
(2) 司法試験予備試験に合格した者であって司法試験に合格したもの

こちらの区分は、司法試験に合格しなければ受験できません。

大卒程度試験(教養区分のぞく)

(1) 平成元年4月2日~平成10年4月1日生まれの者
(2) 平成10年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
    ア 大学を卒業した者及び2020年3月までに大学を卒業する見込みの者
    イ 人事院がアに掲げる者と同等の資格があると認める者

大卒程度試験(教養区分)

(1) 平成元年4月2日~平成11年4月1日生まれの者
(2) 平成11年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
       ア 大学を卒業した者及び2020年3月までに大学を卒業する見込みの者
       イ 人事院がアに掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程

平成30年度国家公務員総合職試験は下記の日程で実施されました。

試験科目

<院卒者試験>

<大卒程度試験>

給与

「一般職の職員の給与に関する法律」により、国家公務員総合職の初任給は次のように決められています(平成30年4月1日現在)。

<院卒者試験>

  • 行政職員:252,480円
  • 研究職員:270,480円
  • 警察官など:282,360円
  • 少年鑑別所の技官:288,000円

<大卒程度試験>

  • 行政職員:220,440円
  • 研究職員:242,880円
  • 警察官など:253,200円
  • 少年鑑別所の技官:253,200円

基本給のほか、扶養手当や住居手当、通勤手当などが支給されます。

公務員の仕事・試験情報について

公務員の仕事内容・試験情報については以下のサイトにもまとまっていますのでぜひ御覧ください。

https://studying.jp/komuin/about-more/




参考サイト:

http://www.jinji-shiken.go.jp/pdf/shiken11-13.pdf

http://www.jinji.go.jp/saiyo/syokai/syokai.html

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sougousyoku/kyouyoukubunn/kyouyoukubunn.html

http://www.kantei.go.jp/jp/joho/organization/index.html

https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/jyukennannnai/jyukennannnai_sougousyoku.pdf