商業高校の授業での取得が多いもののその割合は50歳代が牽引。20~30歳代においては構成が大きく変わる

資格取得エクスプレスが簿記資格を保有している人に行なったアンケート調査によると、41.4%の人が「参考書を購入」と回答し、36.9%の人が「(高校・専門学校での取得を含めた)その他」と回答、30.6%の人が通学型資格講座を利用と回答しました。

参考書を選んだ理由はコストパフォーマンス。初学者の人には注意点も

資格講座を受講せず参考書を購入し学習した人はコストパフォーマンスを意識して参考書での学習を選んだことが多いようです。
ただ初学者にご注意いただきたいのが、参考書だけでの学習にした人の多くが商業科の高校や仕事などを通じて、予備知識をしっかり持っているケースが多いという点です。 予備知識のない初学者の方が、この調査結果だけを見て参考書だけを選ぶのはリスクがあります。教材を選ぶ際にはご自身の現状のレベルもしっかり理解して選ぶようにしましょう。

通学型資格講座を選んだ理由は学習効果重視。実際に効果を実感も移動時間と費用の負担感が大きい

通学型資格講座を選んだ人の理由としては、「確実に知識を身につけるため」「休職中に雇用保険の講座を活用できると思ったから」「通学して勉強したほうが学びやすいと思ったから」「理解しやすいと思ったから。近くの文化センターに講座があったから」と学習効果と利便性を踏まえ選んだ人が多いようでした。
実際に通学型資格講座を受講してよかったと感じたことについての調査では「わかりやすかった」「疑問が生じてもすぐ聞ける」「懇切丁寧な指導で理解できた」「通学することで最後までがんばれた」「続けやすかった」といった学習効率の高さを挙げる人が多くいました。簿記知識そのものの理解以外にも最後まで「通学することでがんばれた」などモチベーションの管理にもよい効果があったようです。
逆に通学型資格講座でよくなかったと感じた点についての調査では「コストがかかる」「通学の時間勉強ができず効率が悪かった」「夜間に開催場所まで通うのが少し面倒だった」などやはり通学の移動時間とコストを負担に感じる方が多かったです。ただし、「(よくなかったと感じたことは)特になし」と回答した方が圧倒的に多く、学習効果の大きさから満足している人が多いことが伺えます。

オンライン資格講座を選んだ理由はライフスタイルとの兼ね合いとコストパフォーマンス。課題はモチベーション管理

オンラインの資格講座を選んだ人の理由としては「コストパフォーマンスが良かった」「ライフスタイルに合わせて学習できるから」「受講料が安く、好きな時間に勉強できるから」「かんたんに取り組めるから」といった、コストパフォーマンスと自身のライフスタイルに合わせた学習を重視したものが挙げられました。実際に受講してみてよかった点として挙げられたのが「お金が安く済んだ」「合間に学習できた」「都合のいい時間時視聴できて時間の有効活用ができた」「かんたんに取り組めるのがよいと思う」などコストパフォーマンスと時間の有効活用を挙げる人が多くいました。逆によくなかった点としては「集中が続かない」「ついつい怠けてしまうことがあった」「質問がしにくい」と言った声が聞かれ、モチベーション管理の難しさと、やはり対面でできる「わからないことはすぐに解決」が実現できないことを挙げている人がいました。

勉強方法の利用率も20~30歳代においては構成が大きく変わる。スマートフォンを活用した新しい学習法に移行している模様

36.9%の人が「(高校・専門学校での取得を含めた)その他」と回答し、その割合は非常に高いものであると冒頭でお伝えしましたが、年代を区切るとその構成が大きく変わることもわかりました。
20~30歳代においては「(高校・専門学校での取得を含めた)その他」の割合が大きく減少し、「通学型資格講座」「オンライン資格講座」「参考書の購入」の割合が上がっていることがわかりました。

特にオンライン資格講座の割合が上がっているのは、スマートフォンなどのデバイスが進化し、オンラインでの受講がより容易になってきたことで近年のトレンドの学習法になっていることが要因と考えられます。
またスタディングは通学やテキストの持ち運びをする必要がなく、
いつでもどこでも受講でき、価格もリーズナブルであるのが特徴で、
モチベーション管理に関しても、独自のSNS機能でお互いに進捗状況を共有し合うこともできるため、勉強仲間と一緒に学習を進められるようになっています。

簿記資格の取得についてはご自身の学習レベルや、仕事などの環境に合わせて、最適な学習方法を選ぶようにしてください。