通学型資格講座が1位、オンライン資格講座が参考書の購入と同率で並ぶ。オンライン講座は30~40歳代の利用率が高い

資格取得エクスプレスが税理士資格を保有している人に行なったアンケート調査によると、
税理士資格を取得するにあたっては、77.5%の人が通学型資格講座を利用し、 67.4%の人がオンラインの資格講座を利用し、参考書の購入をした人が同率で並ぶという結果になりました。

通学型の資格講座の満足度は高いが、通学に不自由さを感じる人も

通学型の資格講座を選んだ理由については「独学で勉強して合格するのは不可能だと思ったから」「確実に資格を取りたかったから」「今は資格の学校に通わずに受かることは難しい」といった声が挙げられていました。確実に資格を取得したい、試験も手強いと考えている方が多く、歴史と実績のある通学型の資格講座を受ける人が多いようでした。
実際、「通学型資格講座を受けてみてよかったこと」の調査でも「知らないことは直接聞けた」「わからないところを講師にその都度質問して解決することができたところ」「きちんと学べた」と学習の質に満足している人が多い様でした。
その一方で、通学型資格講座のよくなかったところについての調査では、「通学しなければならず、時間がもったいない」と言った声が挙げられ、費用面で負担が大きかったという声は見られませんでした。また一番多かったのは「(よくなかったところは)特になし」と回答されている方が多く満足度としては高い結果となったといえるでしょう。

オンライン資格講座は自分のペースで学習できることが大きなアドバンテージの模様。モチベーション管理が課題のひとつ

オンライン講座についても同様に選んだ理由を調査しました。1番多く挙げられていたのは、「好きな時間に学習ができる」「自分のペースで学習ができる」「便利だから」といった声でした。実際にオンラインの資格講座を受けてみてよかったところを聞いたところ、「時間が有効に使えた」のようなオンラインでいつでもどこでも学習ができるところに「便利である」という魅力を感じていた人が多いようです。
逆にオンラインの資格講座のよくなかったところを聞いたところ「(よくなかったところは)特になし」と答えている人が圧倒的で、一部「怠けてしまう」と言った声が聞かれました。

通学型資格講座・オンライン資格講座の併用は効果があるものの費用的な負担が大きい

通学型資格講座とオンラインの資格講座の併用をしている人にも同様に調査したところ、「情報がたくさん得られた」と言った声がある一方でその分「経済的負担」をよくなかった点として挙げている人がいました。

税理士資格試験では30~40歳代のオンライン資格講座の利用率が高い

税理士資格試験では全体として通学型の資格講座の人気が高いように見えますが、30~40歳代のオンライン資格講座の利用率が高いことも特徴として挙げられます。
スマートフォンなどのデバイスが進化し、オンラインでの受講がより容易になってきたことでオンライン資格講座の利用者が増えてきているのは近年のトレンド通りです。
これまでは「税理士資格といえば通学型資格講座」というイメージだったかもしれませんが、
利便性と価格の面からこのイメージは変わりつつあると思います。 これから税理士の資格取得に向けた準備をされる方はぜひ、オンライン資格講座もご検討してみてください。