【技術士二次試験】詰め込みすぎると伝わらない 

2024/05/16

詰め込みすぎると伝わらない

問題文に答えようと必死で考えて、情報を詰め込みすぎるとむしろ読み手に伝わらない文章になります。

以下の文章を見て下さい。
建設分野での働き方改革に関する文章です。


建設業界における働き方改革は、労働時間の削減、技能習得の機会拡大、そして安全性の向上を目的としているが、その実現には多岐にわたるアプローチが必要であり、その具体的な施策としては、例えばICTの導入による作業効率の向上が考えられる。このICTとは、情報通信技術のことであり、具体的には建設現場でのIoTデバイスの活用やAIによる作業プロセスの最適化が挙げられる。
しかしながら、これらの技術を導入するにあたっては、現場の実情に応じた適切な訓練が不可欠であり、それには教育プログラムの充実が求められるわけで、その教育プログラムとは、例えばオンラインでのスキルアップ教育や現場でのオンザジョブトレーニング等を指す。加えて、働き方改革とは、ただ単に労働時間を減らすことに留まらず、労働者一人ひとりの生活の質を向上させることも含まれるため、ワークライフバランスの推進にも力を入れる必要がある。そのためには、フレックスタイム制の導入やテレワークの推進など、時間と場所に縛られない柔軟な働き方を実現するための制度設計も重要であり、これには政策の整備や企業文化の改革が伴うことになる。
さらに、建設業界における女性や高齢者、外国人労働者など多様な人材が活躍できる環境を整えることも、働き方改革の一環として欠かせない要素であり、これには差別の解消や多様なバックグラウンドを持つ人々を受け入れるための環境整備が求められる。それには、建設業界特有の固定観念や既成概念を覆すことが必要であり、そのためにも先進的な人材管理戦略を採用することが推奨される。


一文も長いし読んでも疲れるだけですね。
上のは建設業における働き方改革について多角的に触れつつ、ICTの利用から教育プログラム、ワークライフバランス、多様な人材の活用といった複数のポイントをまとめて伝えようとしています。
雑多に情報が並んでいるため、何を言いたいのか分かり難くなっています。

今度は、防災に関してです。


現代社会における防災対策の展開は、地震や洪水、台風といった自然災害のみならず、テロやサイバー攻撃といった人災に対してもその対応策を複雑化させている。具体的には、地震における建物の耐震化、洪水対策としての河川の堤防強化や排水設備の充実、また台風対策としての避難路の整備や非常用電源の確保が挙げられる。これに加えて、テロ対策としての公共施設や重要インフラへの警備体制の強化、サイバー攻撃に対する情報通信網のセキュリティ対策強化が求められる。さらに、これらの対策は個々に実施するのではなく、統合的なリスク管理フレームワークのもとでシステマティックに展開される必要があり、そのためには地方自治体や関連する民間企業、そして市民一人ひとりが連携し、各々が情報を共有しながら協力する体制が不可欠である。また、防災教育としての災害時の行動マニュアルの普及や訓練の実施も重要で、これには学校教育を通じた災害対策の基本の教育だけでなく、地域コミュニティを活用した訓練やシミュレーションの実施が含まれる。更に、緊急時の情報伝達手段としての公共放送システムの整備や、民間のメディアとの連携による情報伝達の迅速化も求められる。さらにさらに、これらの施策を支えるためには、防災専門の技術者やプランナーの育成も急務であり、高等教育機関における専門的な防災関連プログラムの開発や職業訓練プログラムの充実が不可欠である。それに伴い、国際的な防災基準に沿った施策の開発や、グローバルな視点を持った対策の必要性が増している。


この文章では、防災対策における多方面からのアプローチを網羅的に述べています。
具体的な対策から統合的な管理フレームワークの必要性、教育の重要性、国際協力までを含んでおり、情報量が多すぎて主題が掴みにくい状態になっています。

程度の差はありますが、上記の2つは良く見るレベルです。
詰め込みすぎは荷物が重くなるだけではないのです。
伝えたい部分にフォーカスして下さい。


No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。


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