税理士の予備校費用はいくらかかる?必要な料金・おすすめ講座徹底解説

税理士試験にチャレンジしたい人の中には「予備校に通うべきか悩んでいる」「費用がいくらかかるのか前もって知りたい」という方も多いでしょう。

この記事では予備校に必要な費用の相場に加えて、税理士になるまでに必要なその他費用について解説します。最後におすすめ講座についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次 Contents

税理士の予備校費用はいくらかかる?必要な料金・おすすめ講座徹底解説


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税理士試験向け予備校の費用相場

税理士試験向けの予備校とは、試験科目の会計学や税法を学べる教育機関のことです。

予備校の多くは大手の資格学校が運営しており、整った学習環境の中で集中して試験勉強に取り組めます。

自習室の利用や答案の添削指導といった充実したサービスを受けられる点も、予備校ならではの大きな魅力といえるでしょう。


税理士試験の試験範囲は11科目のうち「簿記論」「財務諸表論」を含む5科目で、予備校で5科目すべてを学ぶ場合は80万~100万円程度が費用相場です。

もちろん科目ごとの受講も可能です。たとえば「簿記論」「財務諸表論」の2科目を予備校で学習する場合の費用相場は、25万~40万程度となります。


税理士試験は難易度が非常に高い

80万~100万円程度の予備校費用を「高い」と感じる方も多いでしょう。

しかし、国家資格である税理士は試験の難易度が非常に高く、独学で合格するのはほぼ不可能なので、予備校の需要は大きいといえます。

区分

受験者数 合格者数 令和4年度合格率 (参考)

令和3年度合格率

科目
簿記論

12,888

2,965

23.0

16.5

財務諸表論

10,118

1,502

14.8

23.9

所得税法

1,294

182

14.1

12.6

法人税法

3,454

425

12.3

12.8

相続税法

2,370

336

14.2

12.8

消費税法

6,488

740

11.4

11.9

酒税法

454

60

13.2

12.6

国税徴収法

1,709

235

13.8

13.7

住民税

476

82

17.2

12.7

事業税

269

38

14.1

12.6

固定資産税

910

167

18.4

13.8

合計

(延人員)

40,430

6,732

16.7

16.5

引用:令和4年度(第72回)税理士試験結果表(科目別)


上記は、令和4年度の科目別合格率を表にしたものです。

「財務諸表論」を除いた10科目の合格率が10%台と低い数値になっています。

一番合格率が高い「財務諸表論」でも23.9%という数値で、税理士試験の難しさがうかがえます。

税理士試験は科目合格制度を採用しており、5科目すべてに合格するには2~5年という時間を費やすため、国家資格の中でもとくに難易度の高い試験であるといえます。


【あわせて読みたい】税理士試験の難易度を合格率・勉強時間から調査!試験勉強法も徹底解説


税理士になるための流れ・費用

税理士になるために必要な費用は、予備校費用だけではありません。

ここからは、税理士になる流れと費用を、以下の事項に沿って解説します。

  • 税理士試験対策の勉強をする
  • 税理士試験にチャレンジする
  • 税理士の実務経験を2年間積む
  • 税理士登録する


税理士試験対策の勉強をする

税理士になるには、まず国家試験である税理士試験に合格する必要があります。

試験対策の勉強方法は、主に次の3つです。

  • 予備校
  • 通信講座
  • 独学

予備校で勉強をする場合、費用は5科目セットで80万~100万円程度かかります。


一方、通信講座を受講して勉強する場合は20万~60万円程度です。

通信講座は予備校よりもリーズナブルで、自分のペースで学習できるメリットがあります。


独学の場合は、テキストの購入費用がかかります。

参考書と問題集をあわせて1科目につき2万~3万円程度かかるため、5科目だと10万~15万円程度の費用が必要です。

有料の学習室を利用したり、単発のセミナーや模試を受けたりする場合は、その分の費用も負担しなければなりません。


税理士試験にチャレンジする

税理士試験にチャレンジする際に支払うのが、受験手数料です。

1回の試験で1科目受験する場合の手数料は4,000円ですが、申し込む科目数を増やせば1科目あたりの単価が下がります。

5科目を一度に申し込むと1科目あたりの単価は2,000円で、5科目すべてを1万円で受験できます。

なお、税理士試験の手数料は収入印紙で納め、現金や郵便切手、証紙などは受け付けていません。

また、試験の際には手数料以外に試験会場までの交通費がかかります。

会場が遠隔地の場合は、宿泊費も考慮する必要もあるでしょう。


税理士の実務経験を2年間積む

税理士試験に合格しても、すぐに税理士になれるわけではありません。

税理士になるためには、試験合格に加えて2年間の実務経験が必要です。

実務を積むのは資格取得後でなくてもよいので、税理士志願者の多くは受験と並行して税理士事務所や企業で働き、実務経験を積んでいます。


税理士登録に必要な実務として認められる業務は、租税や会計に関する事務です。

租税に関する業務の場合、書類作成や数値の打ち込み作業といった簿記知識不要の業務は実務経験と認められないため、注意が必要です。

なお、弁護士や会計士の資格を持っている人は、2年間の実務経験は不要とされています。


税理士登録する

税理士になるには、「税理士登録」と「税理士会への入会・所属」にそれぞれ費用がかかります。


▼税理士登録の費用

「登録免許税」が6万円、「登録手数料」が5万円かかり、あわせて11万円の費用が必要です。


▼税理士会への入会・所属の費用

全国の大きなブロックごとの税理士会と、さらに小さな単位の支部にそれぞれ費用が発生し、所属するブロックや支部によって金額は異なります。

たとえば、東京税理士会とその支部に入会する場合、入会金や年会費をあわせて18万~21万ほどかかります。

次年度以降も年会費がかかるため、毎年10万〜15万円程度の費用が必要です。


【あわせて読みたい】【税理士登録】要件・実務経験の計算方法・費用・必要書類は?流れを解説


税理士試験対策に予備校は必要?

税理士試験は非常に難易度が高いのですが、試験対策のため予備校に通う必要があるかどうかは向き不向きがあるので、人によって異なります。

予備校は試験に必要な知識を学べるうえ学習環境も整っていますが、多額の費用がかかるため、経済的に余裕がある場合はおすすめです。

費用をなるべく抑えたい場合は、リーズナブルで必要な講義が自宅で受けられる通信講座が良いでしょう。

一番費用を抑えられるのは独学での試験勉強ですが、独学で税理士試験に合格するのは非常に難しく、現実的ではありません。

また独学の場合は学習ペースがつかみにくく、試験科目の内容を深く理解するのも困難なので、合格するのに何年も費やしてしまう可能性があります。


税理士試験対策に予備校以外の方法を利用するメリット

税理士試験対策の費用を抑えたい場合は、予備校以外の方法で学習するのがおすすめです。

ここからは、試験対策に予備校以外の方法を利用する3つのメリットを解説します。

  • 費用を抑えられる
  • 時間や場所を選ばず勉強できる
  • 自分のペースで進められる


費用を抑えられる

税理士試験対策に予備校以外の方法を利用する最大のメリットは、費用を抑えられることです。

予備校に通う場合は80万~100万円もの費用がかかりますが、通信講座や独学なら予備校ほどの出費はありません。

通いたい予備校が自宅から遠くにある場合は通学にお金や時間がかかりますが、通信講座や独学なら自宅学習が可能です。

交通費がかからず、移動の手間がないのもメリットといえるでしょう。

試験勉強になるべくお金をかけたくない人は、通信講座で学習するのがおすすめです。


時間や場所を選ばず勉強できる

時間や場所を選ばないのも、予備校以外の方法で試験勉強をするメリットです。

予備校に通う場合は講義の時間にあわせて通学しなければならないため、仕事やプライベートとの時間を調整する必要があります。

一方、独学や通信講座の場合は自分のスケジュールにあわせて学習が進められます。

仕事の合間や休日に勉強できるうえ、場所も選ばないので自宅やカフェといった好きなところで学習できるでしょう。

通信講座ではスマートフォンやタブレットで講義を視聴できるので、通勤の移動中といった空き時間にも勉強できます。

通信講座や独学なら自分のライフスタイルにあわせ、仕事や家庭と両立しながらの学習が可能です。


自分のペースで進められる

予備校の場合はすでにカリキュラムが決まっていて、途中でつまずいてしまうと、他の受講生のペースに置いていかれる可能性がありますが、通信講座や独学なら自分のペースで学習を進められます。

通信講座は自分の理解度にあわせて講義を繰り返し視聴できるので、理解が追いつかない部分に重点を置いて学習できるでしょう。

講義を途中で止めたり再開したりするのも自由なので、自分のペースで理解が深まるまで反復学習できます。

倍速で視聴できる講座であれば、早回しで視聴して講義時間を短縮することも可能です。

限られた時間を有効活用しながら学習できるのは、独学や通信講座の強みといえるでしょう。


税理士試験対策に予備校以外の方法を利用する際の注意点

予備校以外の試験対策には複数のメリットがありますが、以下のような注意すべき点もあります。

  • 孤独との戦いになりがち
  • モチベーションが維持しにくい
  • わからないところを質問しにくい


孤独との戦いになりがち

予備校に通う場合は同じ目的を持った仲間たちと一緒に学習できますが、自宅で勉強する場合は周りに受講生がいないため、孤独になりがちです。

一人で試験勉強を続けていると、仲間から得られる刺激がなく、試験へのモチベーションを維持するのが難しくなるでしょう。

通信講座のスタディングには「勉強仲間機能」という、オンライン上で勉強仲間とつながる機能があり、モチベーションアップが可能です。

勉強仲間機能はスタディング利用者であれば誰でも無料で使え、日々の勉強の実績をタイムラインに投稿し、つながった勉強仲間と「いいね」や「コメント」を交換できます。

仲間との交流によってモチベーションを維持しつつ学習も習慣化できるので、孤独との戦いになりがちな試験勉強中でも励まし合って合格を目指せます。


モチベーションが維持しにくい

予備校に通う場合は勉強を習慣化しやすいですが、独学や通信講座は自分でスケジュールを管理しなければならず、習慣づけが難しいといえます。

仕事や日々の生活に追われると勉強を後回しにしてしまい、モチベーションを維持しにくいでしょう。

スタディング税理士講座は、スキマ時間を使って学べるため、勉強を習慣にしやすいという特徴があります。

スマートフォンやタブレットを使えば、通勤等の移動時間や昼休み、待ち時間、就寝前後といったちょっとした空き時間に勉強できます。

机に座らなくても勉強できるため、忙しい人でもスキマ時間を活用して学習できるでしょう。

自身のライフスタイルにあわせて学習を取り入れ、無理のない学習を習慣化することでモチベーションを維持しやすくなります。


わからないところを質問しにくい

予備校ではわからない部分は講師に質問できますが、独学や通信講座の場合は目の前に講師がいないため、疑問点があってもすぐに質問できません。

自分で疑問を解決する必要がありますが、自己解決に多くの時間を割くのは非効率です。

かといって疑問を解決せずに放置すれば、後の学習によくない影響が出てしまい、理解が難しくなっていくでしょう。

スタディング税理士講座には、学習上の疑問や不明点を講師に質問できる「学習Q&Aサービス」があります。

学習上で疑問や不明点が生じた際にWebサイトから気軽に質問でき、それに対して専門の講師がWebサイトから回答します。

過去のQ&Aも掲載されているので、他の受講者のQ&Aも学習に役立てられるでしょう。


まとめ

最後に、今回取り上げた税理士の予備校費用のポイントをおさらいしましょう。

  • 税理士資格の予備校の費用相場は、5科目セットで80万~100万円程度
  • 通信講座の費用相場は20万~60万円程度、独学の場合はテキストの購入費用がかかり、5科目で10万~15万円程度の費用が必要
  • 税理士試験の受験手数料は、1科目の場合は4,000円、5科目を一度に申し込むと1万円
  • 税理士登録には、「登録免許税6万円」「登録手数料5万円」で計11万円の費用が必要
  • 税理士会への入会・所属の費用はブロックや支部によって異なり、18万~21万円が目安
  • 独学や通信講座のメリットは、費用を抑えて時間や場所を選ばずに勉強できること

税理士試験対策なら、スキマ時間を有効活用しながら低コストで学べるスタディングがおすすめです。

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